【MEGA地震の前兆と予測!】地震雲① 典型的な形は直線帯状

地震雲

大規模な地震・MEGA地震の発生前には動物の異常行動や地震光など、様々な前兆現象が起きます。

そんな中で、頻繁に話題になるのが地震雲です。

飛行機雲や珍しい雲と勘違いする人が多くオカルト扱いされがちですが、本物の地震雲はMEGA地震の前に度々出現しています

そこで今回は、実際に筆者が撮影した地震雲や過去の事例から、典型的な形である直線帯状のものをご紹介していきます。

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地震雲は存在する!

気象庁は『地震雲とはどのような雲で、地震とどのような関係で現れるのか、科学的な説明がなされていない』としながらも、『地震雲が無いと言いきるのは難しい』と発表しています。

気象庁|地震予知について (jma.go.jp)

こうした表現になるのは、地震雲が科学的に解明がされていないから。

科学が解明出来ていないからといって、地震雲が存在しないとはいいきれません。

実際、『地震雲』の名付け親である元奈良市長・元衆議院議員の故・鍵田忠三郎さんは、雲をみただけで地震予測を何回も的中させており、マスコミにもとりあげられています。

また、筆者自身もMEGA地震発生前に地震雲を目撃。

このことから筆者は、地震雲はたしかに存在する、と考えています。

阪神淡路大震災 帯状地震雲の目撃証言

阪神淡路大震災(M7.3 死者6,000人以上)では、数日前から毎日のように帯状地震雲が出現しました。

その様子をおさめたのが上の画像。

画像の真ん中付近にほぼ真横に伸びた地震雲が確認できます。(中央には地震曇の一種である竜巻雲も写っています)

この画像は阪神淡路大震災の8日前に撮られたものですが、他にも複数の目撃例があります。

<兵庫県宝塚市・会社役員の証言>

(地震前日)16日の13時28分発の特急で天王寺に向け進行中、 東貝塚あたりだったと思いますが、窓側に座っていた家内が「あれ、地震雲と違いますか」と突然窓外を指さしました。 よく見ると進行方向左側、大阪湾上空の西の空、視度約15度位の高さに、飛行機雲をずっと太くしたような灰白色の太い雲がはっきり長々と横たわっているではありませんか。 見るなり地震雲にまちがいないと思った・・・

*引用:『前兆証言1519』(弘原海清編著)

<兵庫県三木市・女性の証言>

(地震2日前)1月15日午後4時30頃、北の山を中心に淡路島の方面(震源方面)へのび広がる帯のような朱色に近い赤い雲を見ました。 その帯で空が断ち切られたようになっていました・・・ とても不気味でゾーッとするほどこわかったです。 これで地震があれば、これが地震雲というのかな、でもまさかねと思ってました。 *引用:『前兆証言1519』(弘原海清編著)

<居住地不明・男性の証言>

私は地震雲なるものを見た者の1人だ。 地震発生4日前の夕方、六甲山脈の隙間から大阪湾上空に黒い帯状の雲が浮かんでいた。 私は「まもなく大地震が来るかもしれない」と直感した。 ・・・その時多少なりとも予感できたので、(地震発生の)当日17日早朝、大地震にみまわれた時、あわてなくて済んだ。

*引用:『前兆証言1519』(弘原海清編著)

<大阪市鶴見区・女性の証言>

地震の約1週間前の9日夕方5時頃、大阪鶴見区の私の自宅付近で、南北に走る巨大な棒状の雲を見つけました。 それも1本ではなく、5~6本が西の方(震源方向)へほぼ等間隔で連なっていました。 はじめ見つけた時は、光が屈折してオーロラのようにきれいだったので私が「オーロラのような雲、きれいやね」 というと、妹と姉が、「地震雲とちがうの?」 といったのを覚えています・・・

*引用:『前兆証言1519』(弘原海清編著)

他にも多数の目撃談があり、阪神淡路から遠く離れた静岡でも西の方角に伸びる地震雲が目撃されています。

阪神淡路大震災の発生前にこうした目撃例が集中しているのは注目すべきことであり、地震の前兆と考えるのが妥当。

つまり、雲を観察すればMEGA地震の発生を予測することができるのです。



地震雲の事例

阪神淡路大震災だけでなく、他のMEGA地震においても地震雲が度々目撃されています。

とくに近年では、携帯電話にカメラ機能がついたことで、目撃だけでなく写真にもおさめられるようになってきました。

そして、それらの事例から直線帯状こそが地震雲の典型的な形であることが分かります。

そこで、地震雲が発生した事例のなかから、はっきりその姿が分かる物をご紹介します。

鳥取西部地震の地震雲

*引用:『巨大地震と地震雲 予兆現象はXデーを警告する!』

2000年10月6日に起きた鳥取西部地震(M7.3)では、前日に鳥取の智頭町付近で帯状の雲が撮影されています。

明らかに飛行機雲より太く帯状。

凹凸がなくくっきりとした直線になっています。

直線帯状という形をこれほどはっきり表している写真は他になく、地震雲を捉えた代表的な1枚といえます。

三陸沖地震の地震雲

*筆者撮影:2012年12月三陸沖地震の3日前、東京都練馬区

筆者も過去に地震の前兆となる帯状地震雲を撮影したことがあります。

東日本大震災から1年半以上たった2012年12月はじめ、筆者は東京で帯状の雲が出ているのを撮影。(撮影の3日後、2012年12月7日三陸沖210キロ付近で三陸沖地震が発生。M7.3・死者2名)

この雲は練馬区からみて東北の方角に出ており、東西方向に長く延びていました。

つまり三陸沖の方角であり、なおかつ、この雲は撮影から20分経過しても消えずに残っていたのです。

この日は飛行機雲も出ていましたが、そちらはすぐに変形し消滅。

この点において筆者が撮影した地震雲と飛行機雲はまったくの別物だと分かります。

熊本地震の地震雲

*熊本地震で二度目の震度7の前日、筆者知人が撮影(熊本県玉名市)

2016年4月の熊本地震では震度7クラスの揺れが2回起きました。

その2回目が起きる前日、上の画像のように、2本の直線がクロスしたような地震雲が出ていたのです。(筆者の知人が偶然撮影)

撮影した知人によると、そのコースで飛ぶ飛行機はないとのこと。

クロスしているという点は珍しいものの、1本1本をみればやはり地震雲の典型的な形である直線帯状です。

実際、翌日には震度7の地震が発生しているわけで、画像にある雲が地震雲だったことは間違いないでしょう。

まとめ

この記事では地震雲を写真でご紹介しました。

飛行機雲とよく見間違えられることから、地震雲の存在を疑う人が大勢います。

しかし、本物の地震雲と飛行機雲は明らかに違っており、MEGA地震の前に度々出現しています。

本記事でご紹介したような特徴を持つ雲をみたら、「地震が近いかも」と考えて、危機意識を高めて防災行動をとってください

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●作成者:原 経厳

・・・元番組制作ディレクタープロデューサー、長年にわたり地震前兆関連の調査・取材等を続けつつ、現在はフリーで映像コンテンツ制作プロデュース、短編映画製作プロデュース等に携わる。

●構成・編集Support:原 洋

・・・フリーライター



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