2023年4月24日の午前9時頃、南太平洋のケルマデック諸島でM7.3のMEGA地震が発生しました。
この地震による日本への津波はないものの、心配なのは「バヌアツで地震が発生すると2週間以内に日本も連動する」というバヌアツの法則。
2023年3月に発生したバヌアツ地震には当てはまらなかったものの、ケルマデック諸島はバヌアツに近いだけに、日本での連動が懸念されます。
そこでこの記事では、2023年4月24日に南太平洋地震の速報と、バヌアツの法則についてご紹介します。
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速報!南太平洋で地震発生

*引用:ウェザーニュース
2023年4月24日、日本時間の午前9時頃に、南太平洋のケルマデック諸島でM7.3の地震が発生しました。
震源の深さは33.6km。
地震発生直後には、「震源から300km以内では津波のおそれがある」と発表されましたが、約9時間が経過した18時時点でも、津波の報告はありません。
もっとも、震源近傍では最大で0.11mの海面変動が観測されたとのこと。
海面変動が観測されたラウル島および近隣の島には一般の定住者はいないとされており、まずは一安心です。
バヌアツの法則で日本も連動か⁉

ケルマデック諸島のある南太平洋は元々地震多発地帯ですが、地震に詳しい日本人にとってはそれ以上の意味合いがあります。
というのも、バヌアツの法則があるから。
南太平洋にはバヌアツという国があり、その近くでM6.5以上の地震が発生すると、2週間以内に日本でもMEGA地震が発生しているのです。
その確率を調べると、2012年以降だけみれば35.7%。
該当する日本連動の事例としては次のようなものがあります。
- 2016年 熊本地震
- 2018年 北海道胆振東部地震
- 2021年 福島県沖地震
また、東日本大震災の18日前にもバヌアツでMEGA地震が起きていますから、近年日本で発生したMEGA地震のほとんどはバヌアツ及び南太平洋に連動していることになります。
よって、2023年5月中旬頃までは日本における連動地震に警戒が必要です。
追記:2023年5月5日 日本の石川県能登でM6.5の地震発生!

*引用:ABEMA NEWS
2023年5月5日午後2時42分ごろ、石川県能登地方の深さ12kmを震源とするM6.5の地震が発生しました。
この地震で石川県珠洲市は震度6強の揺れを観測。
夜には同地域で震度5強の地震が発生するなど、連続して発生しています。
厳密にいえば南太平洋のケルマデック諸島はバヌアツではありませんが、バヌアツの近海であることは事実。
そのケルマデック諸島の地震から2週間以内に日本でもM6.5の地震が発生したことになり、バヌアツの法則と関連性があるかもしれません。
追記2:2023年5月11日 南太平洋トンガで地震発生
2023年5月11日の午前1時2分(日本時間)ごろ、南太平洋のトンガ諸島を震源とするマグニチュード7.6の大きな地震が発生しました。
震源の深さが210kmということで大きな被害は出ていないようですが、M7.6というのはかなりの規模。
前述のケルマデック諸島の件と同様に、日本でも連動して大きな地震が発生するかもしれません。
ちなみに、この地震の約3時間後には、千葉県で震度5強(M5.2)の地震が発生しています。
まとめ
今回は、2023年4月24日に南太平洋のケルマデック諸島で発生した地震の速報と、バヌアツの法則についてご紹介しました。
2012年以降の約10年間におけるバヌアツの法則の的中率は35.7%。
2023年3月3日のバヌアツ地震では的中せずに済みましたが、だからといって今回も安全とは限りません。
沿岸部にお住まいの方を中心に、減災の意識を高めてください。
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●作成者:原 経厳
・・・元番組制作ディレクタープロデューサー、長年にわたり地震前兆関連の調査・取材等を続けつつ、現在はフリーで映像コンテンツ制作プロデュース、短編映画製作プロデュース等に携わる。
●構成・編集Support:原 洋
・・・フリーライター
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