【MEGA地震速報 2023年版】鳥島近海でM6.6!伊豆諸島に津波注意報

鳥島近海の地震 速報 2023年

2023年10月5日午前11時頃、鳥島近海でマグニチュード6.6(速報値)の地震が発生。

伊豆諸島に津波注意報が出されました。(約3時間後に解除)

実は鳥島近海では、10月3日夜から急にM6級のMEGA地震が連発していたのです。

そこで今回は鳥島近海の地震の現状と、今後の注意点をお伝えします。

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【速報】鳥島近海でM6.6発生!伊豆諸島で津波を観測

鳥島近海の地震

2023年10月5日、午前11時頃、伊豆諸島・八丈島の南約370kmの鳥島近海でMEGA地震が発生しました。

気象庁の速報値ではマグニチュードは6.6。

震源の深さは推定約10kmです。

今回の地震はフィリピン海プレート内部で岩盤が引っ張られてずれる「正断層型」の地震とみられています。

揺れがなくとも津波発生

津波注意報

M6.6と大きな規模の地震となった今回、気象庁から伊豆諸島を対象に津波注意報が発表されました。

幸い波高の低い津波でおさまったものの、八丈島八重根で高さ30センチの津波を観測

ただし、今回の地震で鳥島近海の島々では、どこをみても震度1にさえなっていません。

島民たちは全く地震に気付かないうちに、突如として津波注意報を知らされるという状況でした。

八丈島など付近の島民によると、「揺れを全く感じなかったので困惑した」といった声があがっていました。

ちなみに、わずか30cmの津波といえど非常に危険。

まともにくらえば足元をすくわれ、そのまま流されたり、流木などが当たってケガをする可能性があります。

地震の群発が前ぶれだった?

鳥島近海の地震を伝えるニュース

*出典:TBSニュースデジタル

地震が起きた鳥島近海では、実は3日前の10月2日から地震が活発になりはじめていました。

10月3日夜9時前にM6.3が起きたあと、4日0時半ごろにM6.2が続き、4日は一日でM5以上が5回も起きるという異常さでした。

そして5日になってさらに大きな地震M6.6が発生したのです。

東京大の佐竹健治教授(地震学)は・・・

「この地域で、短期間にM6級の地震が立て続けに起こるのは珍しく、今後数日のうちに再び同程度の地震が起き、津波が発生する可能性は十分考えられる」と述べています。

鳥島近海でM6以上が立て続けに起きるのはどれだけ珍しいのか?

ここ10年を調べてみると以下の様な状況になります。

<鳥島近海・直近10年のM6以上>

2012年・1/1のM7.0(最大震度4) 
2013年・4/21のM6.7 9/4のM6.9(最大震度4)
2015年・5/31のM6.3 
2016年・2/15のM6.2 8/26のM6.0 9/21のM6.3
2019年・6/4のM6.1(最大震度4)
2021年・11/29のM6.6
2023年・10/3のM6.3 10/4のM6.2 10/5今回のM6.6

この10年を見ても、わずか2日間(40時間以内)でM6以上が群発したのは初めての事。

まさに異例といえるわけで、それだけ地下の活動が活発になっていると思われます。

となると、さらに大きな地震が発生する可能性もあります。

今回のM6級の群発が、さらなるMEGA地震の前ぶれにならないことを願うばかりです。

2023年10月6日、鳥島近海で再びM6の地震発生

10月6日、午前10時31分、伊豆諸島・鳥島近海を震源とする地震がありました。(時事通信

気象庁によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模はマグニチュード(M)6.3とのこと。

前日の地震とは違い、津波による被害の心配はないそうです。

とはいえ、佐竹健治教授が予測した通り、地震活動が続いており、引き続き警戒が必要なようです。

まとめ

鳥島近海地震では島々で全く揺れなかったにも関わらず、津波はしっかり起きています。

つまり、より大きな地震が発生した場合でも、揺れは小さいままで津波だけが大きくなる可能性があるのです。

その津波は伊豆諸島だけでなく本州を直撃するかもしれません。

鳥島付近で前例のないM6級の群発地震が起きた今こそ、遠い海域の出来事として片付けるのではなく、危機意識をもつようにしたいものです。

(なお、MEGA地震発生に備えた防災グッズ関連はコチラでご紹介しています。)

●作成者:原 経厳

・・・元番組制作ディレクタープロデューサー、長年にわたり地震前兆関連の調査・取材等を続けつつ、現在はフリーで映像コンテンツ制作プロデュース、短編映画製作プロデュース等に携わる。

●構成・編集Support:原 洋



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