【MEGA地震を予測せよ!】前兆現象の研究と歴史Vol.7

前兆現象の研究と歴史

前回までは動物から家電製品に至るまで、様々な地震の前兆現象について、科学的根拠を通してご紹介してきましたが、今回は植物を使った地震予測の研究について見ていきます。

「植物が地震の前兆を示す?」と疑問に思う人は多いはず。

しかし、過去の記録をみると植物に地震の前兆が表れていた例は多々あるのです。

一体どういうメカニズムで植物に地震の前兆が表れるのか?

本記事で詳しく解説していきます。

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植物がMEGA地震の前兆を示した事例

植物の異変については、過去に起きたMEGA地震の前兆として、次のような現象が報告されてます。

  • 複数の種類が一斉に狂い咲きする
  • 長期間咲き続けている
  • 花が2度咲きする
  • 植物自ら、奇妙に体を動かすetc…

これらはいずれもMEGA地震直前の目撃談として記録に残っているもの。

その具体的な事例をご紹介します。

安政江戸地震

江戸時代末期(1855年)に起きた安政江戸地震では、次のような目撃証言が伝えられています。

<赤松宗旦の紀行文『利根川図志』の一節>

  • 千葉県我孫子で例年より青頭菌が多く出た
  • 梨、桃、スモモ、の2度咲きが多かった
  • 彼岸桜、梨などの2度咲きがあった
  • 栗、柿が早く熟していた

<畑銀鶏の『時雨うち袖抄録』の一節>

  • 桃、梨、桜の3本が(安政江戸地震の直前に)花盛りになった
  • 梅が花盛りとなった。
  • 土手の上でタンポポが花を咲かせていた

安政江戸地震が起きたのは現在の暦で11月11日。

上記の植物達が花を咲かせる時期とは大きくズレています。

いわば狂い咲きであり、それが安政江戸地震の直前に集中してみられたのです。

関東大震災

著名な作家・芥川龍之介が、関東大震災(1923年9月1日発生)の1週間前に鎌倉で藤・山吹・菖蒲などが咲いたのを目撃しています。

いずれも本来5月頃に咲く花。

それを不審に思った芥川龍之介が「天変地異がくるぞ」と警告したものの、周囲の人は誰も信じませんでした。(詳細はコチラ

このエピソードは芥川龍之介の回想録に綴られており、関東大震災の前兆だったと考えられます。

阪神淡路大震災

阪神淡路大震災(1995年1月17日発生)の前には次のような植物の異変がみられました。

  • ツバキが普段の何倍も咲き乱れていた
  • アサガオが地震の半年前から咲きだし、冬を越しても咲き続けた
  • 地震の2日前にランの花・エピデンドラムが微妙に揺れていた

このアサガオとランの話は神戸市にお住まいの別々の主婦による証言で、弘原海 清さん著の『前兆証言1519』で取り上げられています。

小学校の理科で習った通り、アサガオが越冬して半年も咲き続けるのは異例中の異例。(本来は夏に咲く)

ましてランの花が自力で揺れるなど、常識では考えられないことです。

こうした異変が阪神淡路大震災の時に起こっているわけですから、何かしらの関係があると考えるのが妥当でしょう。

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植物の異変がMEGA地震前に表れる理由

植物の異変がMEGA地震前に集中するのは、植物に次のような特徴があるからだと考えられます。

  • 植物は微弱な電波をとらえ、水のある方向や生育に邪魔な岩石場所を察知する
  • 植物は電気的な刺激を受けると成長が促進される

本ブログの別記事でご紹介した通り、MEGA地震の前には地中から電磁波が発せられます。(詳細はコチラ

その電磁波が影響して動物や大気に地震の前兆が表れるのですが、植物にも同じことが起きているのです。

植物の異変と地震の関係性を立証した大学教授がいた

植物の異変と地震の関係性を実験・立証したのが故鳥山英雄東京女子大名誉教授です。

鳥山教授は植物の生体電位と地震前兆学の国際的権威学者。

70年代から植物と地震の関連性に着目し、樹木を使って植物生体電位観測を行っていました。

その鳥山教授によると、「地震が近づくと植物は体内で普段と違う電気的な変化が起こす」のだとか。

鳥山教授の著書『樹木・大地・地震』(丸善プラネット)には、その観測記録が記載されています。

鳥山教授による研究

鳥山教授が行った研究は次のようなものです。

東京や神奈川、千葉の5地点で木の枝と木の根元の土中(東京都と神奈川ではねむの木、千葉では桑の木)に白金線の電極をセット。

この電極を使って地電流(地球内部を流れる電流)の電位を日々観測し、地震の前に植物が地電流に反応するかどうかを観測しました。

この観測では、植物が地電流に反応すれは電位に変化がみられるはず

その観測結果として代表的なのが次の二例です。

  • 日本海中部地震(1983年5月26日 M7.7)
  • 北海道南西沖地震(1993年7月12日 M7.8)

日本海中部地震での観測結果

死者104人をだしたこのMEGA地震の震源地は観測地点である関東から500キロも離れた秋田沖。

それでも、地震発生の5時間ほど前から5つすべての観測地点で植物に電位変化が表れました。(しかもほぼ同時)

北海道南西沖地震での観測結果

日本海中部地震よりもさらに規模が大きかった北海道南西沖地震(死者行方不明者230人)では、発生の17日前から樹齢30年のケヤキの木が電位変化を示していました

つまり、MEGA地震のような大規模のものであれば、たとえ長距離であっても、植物は電気的な反応を示すのです。

こうした研究結果から鳥山教授は、「樹木の生体電位異常は、大地震の先行過程を反映するものだ」と述べています。

電磁波は植物に異変をもたらす

鳥山教授の研究は、植物が地震の前の地電流を感じ取っていることを立証するものでした。

これに関連して、電気的な刺激が植物にどんな影響を与えるかを研究した人がいます。

それが、故・池谷元伺大阪大学名誉教授です。(池谷教授について詳しくは大阪大学公式サイトを参照)

池谷教授は動物、家電製品、植物などに対して電磁波実験を行い、地震の前に起きた異常現象と電磁波の関連性を立証した人物です。

同教授によると、「植物が狂い咲きなどの異変を示すのは、地震前に放出される電磁波が原因」とのこと。

それを示す実験が池谷教授による著書『大地震の前兆 こんな現象が危ない』(青春出版社)の中に綴られています。

池谷教授による実験

池谷教授は植物の異変と電磁波の関連性を調べるために、オジギ草やサラダ菜、カスミ草などを用いて実験を行ないました。

その結果は次の通りです。

<オジギ草>

高電圧発生器の上に置き静電気を発生させると、葉を閉じて茎が折れた。

<サラダ菜>

電圧をかけると葉が開き、高電圧にするとしおれて倒れたが、再び電圧をかけると上を向いて立ち上がった。また電圧のかけ方によっては、まるで踊るように動いた。

<カスミ草>

花びんの中に電圧をかけると揺れて動き出した。

上記の実験から電気によって植物に異変が生じるのは明らか。

つまり、目撃談や記録にあった植物の異変は、MEGA地震前に放出される電磁波によって引き起こされた可能性が極めて高いのです。

ちなみに、植物は電磁気的な刺激を受けると成長を促進される可能性が高いことが多くの科学者たちから指摘されており、近年ではマイクロ波でナズナ・レタス・トマトなどの研究結果も報告されています。https://www.nikkei.com/article/DGXMzZO07293530V10C16A9X90000/

まとめ

この記事では、地震発生前の地電流や電磁波が植物に及ぼす影響についてご紹介しました。

各教授の研究から分かる通り、地震発生前の地電流や電磁波と植物の異変には関連性があります。

よって、植物を観察し続けることは地震予測に大いに役立つのです。

なお、MEGA地震と植物の異変については今後あらためて連載を組み、過去の驚くべき異変の目撃証言を取り上げていきたいと思います。

作成者:原 経厳・・・元番組制作ディレクタープロデューサー、長年にわたり地震前兆関連の調査・取材等を続けつつ、現在はフリーで映像コンテンツ制作プロデュース、短編映画製作プロデュース等に携わる。

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