【MEGA地震の前兆と予測!】阪神淡路大震災② 被災者が目撃した地震光

阪神淡路大震災

6,400人以上が犠牲となった阪神淡路大震災

この地震の発生前には、雲や月、動物、植物、家電製品など、様々な異変が目撃されています。

なかでも特に不気味なのが地震光

阪神淡路大震災が発生する数日前から、多くの人が原因不明の発光現象を目撃しているのです。

そこで今回は、阪神淡路大震災の前兆現象の中から、地震光についてご紹介します。

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地震光を知っておけば直前の危機回避が可能

阪神淡路大震災で壊れた高速道路

地震光はMEGA地震の発生前に度々目撃されています。

普段、同様の発光現象は起きていないことから、MEGA地震の前兆現象であることは間違いありません。

注目すべきは地震光発生のタイミング。

<神戸市須磨区・女性>

地震の4・5日前の夜12時半頃、西南の空が妙に明るく、まるで昼の空と同じく、澄み切ったブルーの空に真っ白い大きくない綿雲が南に流れていた。

*引用:『前兆証言1519』(弘原海清編著)

地震発生中や発生後の事例が若干あるものの、たいていは地震発生の数日~数十分前に目撃されています

つまり、地震光について正しい知識を持っていれば、MEGA地震の発生を予測・予知し、危機回避行動をとることができるのです。

地震光で震源方面がわかる

被災者の地震光証言からもう一つ重要な教訓が見えてきます。

発光する方面に震源地がある、というものです。

<大阪府伊丹市・主婦>

地震3日前、朝6時過ぎに西の方がオレンジ色に染まっているので、朝焼けが西に出ていると驚いた。

*引用:『前兆証言1519』(弘原海清編著)

伊丹から西の方角といえば、震源となった明石海峡大橋付近。

阪神淡路大震災で地震光を目撃した被災者たちの話をきくと、いずれも目撃地点から震源方向に地震光が発生しているのです。

阪神淡路大震災の被災者が目撃した地震光①

阪神淡路大震災に遭遇したバスの運転士安井義政さん

*写真はバス運転士の安井義政さん

1995年1月17日の早朝5時過ぎ、安井義政さん(帝産観光バス京都支店勤務)は同僚が運転するバスに乗って高速道路の上にいました。

バスが神戸エリアに入って間もなく、安井さんは一生忘れられない光景を目撃します。

いきなり神戸の空全体がね、ピカっと光ったんよ、フラッシュをたいたみたいにね、そりゃもう信じられんかった・・・

安井さんが見た光はタクシー運転手や新聞配達者など多くの人にも目撃されている他、同時に稲妻も走ったという証言もあります。

そしてこの直後(5時46分)、阪神淡路大震災が発生したのです。

高速道路がコンニャクのように上下に大きく揺れ、バスは道路上で何度もバウンド。

次の瞬間、前方の道路が崩れて無くなっているのが目に入り、安井さんは死を覚悟したそうです。

よしっ、死ぬ瞬間まで見届けてやれって思いましてね、目を見開いてやったんですよ

幸い、バスは転落寸前で奇跡的に停止。

その様子が写真はおさめられています。(下の画像参照)

高速道路から落下する寸前で停止した安井義政の乗ったバス

*提供・帝産観光バス株式会社

九死に一生を得た安井さんは、

(今度同じ光を目撃したら)そりゃあもちろん止めるよ、ブレーキかけてスピード落とすよ、大事故を小さくできるかもしれんからね。

と答えてくれました。(以上、2022年6月に筆者取材)



阪神淡路大震災の被災者が目撃した地震光②

松代群発地震の最中に撮影された地震光

上の写真は1965年から3年間続いた松代群発地震の最中に撮影されたもの。

1966年2月17日午前4時半頃の空なのですが、不気味に赤く光っているのが印象的です。

このように、地震光には瞬間的に光るパターンだけでなく、光り続けるパターンもあります。

阪神淡路大震災においても、本来真っ暗なはずの時間帯に空が明るくなり、被災者を驚かせました。

<地震約1時間前 大阪府高槻市・高校生の証言>

センター試験が終わり、友人と3人でレストランで話をしていて、そろそろ帰ろうかなと思った時、外が日の出前くらいに明るくなっていました。 「あっ、もう日の出なんか?」 しかし時計を見るとまだ4時半でした・・・

*引用:『前兆証言1519』(弘原海清編著)

上記の被災者は、『日の出前かと思うほど明るかった』と述べています。

類似の証言は他にもあり、『非常に明るくなる』というのが地震光の特徴の一つといえます。

<神戸市西区・主婦>

地震1時間前、真っ暗なはずの午前4時半に窓越しの光で時計が読めるほど明るさが異常だった。

*引用:『前兆証言1519』(弘原海清編著)

<兵庫県姫路市・女性>

地震6時間前、夜11時頃に空一面がオレンジ色で寝付けず、夜中に明るさが増して嫌なくらいだった。

*引用:『前兆証言1519』(弘原海清編著)

遠くで上がる花火やイベント会場のライトなど、夜空を明るくする光はいくつもあります。

しかし、被災者達の目撃談を読むともっと明るかったことが分かります。

いずれも阪神淡路大震災が発生する直前の目撃談であり、明るさの度合いで地震発生までの残り時間を予測・予知できそうです。

阪神淡路大震災の被災者が目撃した地震光3

稲妻タイプの地震光のイメージ画像

*写真はイメージ

阪神淡路大震災では流星や火の玉、音無し稲妻タイプの地震光も目撃されています。

<神戸市須磨区・会社員>

地震3日前、夜9時頃はるか低空で流星の様な閃光が水平に走り、消えた時「ブン!」という音がした。

*引用:『前兆証言1519』(弘原海清編著)

<当時神戸市在住・男性>

地震の前日、夜9時頃に六甲山方面の上空に稲妻を見たが、空は晴れており、何も雷鳴は聴こえず不思議だった。

*引用:『前兆証言1519』(弘原海清編著)

低空で流星のような閃光』や『雷鳴のない稲妻』は単なる自然現象とは思えません。

とくに雷鳴のない稲妻に関しては、目撃者が「空は晴れていた」と証言しており、稲妻が発生する要素はなかったはず。

それが地震の前日の夜だったことを考えれば、地震光だったと考えるべきでしょう。

なお、この震災での地震光詳細をはじめ、江戸時代など他の地震光記録、さらには発生メカニズムなど、「地震光・光の警告1~9」にて紹介していますのでぜひご覧ください。

光の警告・地震光 | blogbarbeach

まとめ

この記事では、阪神淡路大震災における地震光の目撃談をご紹介しました。

いずれも被災者による目撃談であり、それらが地震発生に集中しているわけですから、前兆現象だったと考えるべき。

地震光を詳しく知ることは今後の危機回避や地震発生の予測に役立つのです。

なお、MEGA地震発生に備えて防災グッズを買い揃えておきたいという方はコチラをご覧ください。

●作成者:原 経厳

・・・元番組制作ディレクタープロデューサー、長年にわたり地震前兆関連の調査・取材等を続けつつ、現在はフリーで映像コンテンツ制作プロデュース、短編映画製作プロデュース等に携わる。

●構成・編集Support:原 洋

・・・フリーライター



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