【MEGA地震の前兆と予測!】地震光・光の警告8  光る仕組み

光の警告・地震光




前回までは過去のMEGA地震において目撃された地震光を目撃者の証言を交えてご紹介してきました。

もはや地震光にMEGA地震が関係していることは疑いようがありませんが、問題はなぜ光るのかということ。

この点について科学的な説明がなされないかぎり、地震光をオカルトだと主張する人を納得させることはできません。

そこで今回は『地震光が光る仕組み』を科学的にご紹介していきます。

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MEGA地震に伴って地震光が発生する仕組み

MEGA地震によって火災が発生している様子

地震光が光る仕組みについては諸説ありますが、筆者はMEGA地震前(または後)に発生する電磁波が大きく関係していると考えています。

過去の記録や証言、研究者の検証などを元に地震光発生の流れを推察すると、次のようになります。

  1. 地震の前には地中で岩盤や岩石が押し合う
  2. その圧力や摩擦によって電磁波が発生する
  3. 発生した電磁波が地中から地表に放出される
  4. 放出された電磁波によって大気を含む様々な物質がプラズマ化される
  5. 大気中でプラズマ同士が衝突すると一時的に高いエネルギーを得た状態になる
  6. 高エネルギー状態は非常に不安定であるため、すぐに元の状態に戻ろうとする
  7. その際に余ったエネルギーが光として放出される

これがMEGA地震時に地震光が発生する仕組み。

筆者以外にもこの仕組みを推している人は多く、現在では一番有力な説といえます。

もっとも、かなり科学的な話になるので、理科が不得意な人には理解しがたい部分も。

「どこからどこまでが科学的に証明されているのか?」と疑問に思うことでしょうが、実のところ、上記1~7はすべて科学的に証明されています

地震発生前は電磁波が放出される

花崗岩

岩盤は花崗岩などの岩石からできており、その花崗岩に多く含まれるのが石英(水晶やクォーツともいう)です。

この石英は伝導性が高く、『圧力がかかると電気(電磁波)を生み出す』という性質(ピエゾ効果)があります。

また、地震発生前は地下の岩盤に大きな力が加わっていますから、そこに圧力が発生します。

以上のことから、MEGA地震発生前には地中で大量の電磁波が発生するのは明らかです。

石英のピエゾ効果で電磁波が発生する例

クオーツ腕時計

石英のピエゾ効果の例としてよく知られるのがクオーツ腕時計です。

クオーツ腕時計は電池を使用せずとも稼働し続けます。

それは、時計を腕にはめて動かすときに内部のクォーツに圧力がかかり、その際に電気が発生しているから。

腕時計内部のクオーツはごく小さいものですが、岩盤内には同様の物が大量に含まれているわけで、MEGA地震の圧力によって大量の電磁波が発生することは間違いありません。

なお、大阪大学名誉教授の故・池谷元伺さんは、地震に伴う電磁波の発生源には石英のピエゾ効果以外にもいくつかあると主張。

そのなかの一つとして地殻内の水の運動による毛管電気現象を挙げています。(詳しくはコチラを参照)

地表に放出された電磁波によってプラズマができる

地表に放出された電磁波によってプラズマができる過程を示すイラスト

*引用:東京電機大学工学部電子システム工学科HP

ほぼすべての物質は、原子から構成されています。(空気中にも原子が存在する)

そして、原子に熱やエネルギーを加えると原子核(プラスイオン)と電子(マイナスイオン)に分離します。

この原子が分離ことをイオン化といい、イオン化状態にある原子はプラズマとよばれます

MEGA地震においては地中で電磁波が発生しますから、それがエネルギー源となって原子をイオン化させ、大気中に大量のプラズマができていると考えられます。

地震前にプラズマ(イオン化した原子)が増えた例

NPO法人大気イオン地震予測研究会・e-PISCOの矢田理事長

『地震前には地中で電磁波が発生し、それによって大気中に大量のプラズマができている』とご紹介しましたが、これを立証したのがNPO法人大気イオン地震予測研究会・e-PISCOの矢田理事長です。

矢田理事長は『MEGA地震発生前には大気のイオン濃度が急激に変化するということを突き止め、国内数ヶ所で大気イオン濃度の変化を観察。

その結果、中越地震や福岡西方沖地震、岐阜飛騨地方の地震などの発生を的中させました。

このことからも、MEGA地震の前は大気中にプラズマが増えるということが分かります。

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プラズマ同士が衝突すると光る

プラズマのイメージ画像

大気中では原子同士が頻繁に衝突していますが、プラズマ(イオン化した原子)同士が衝突すると、原子の中の電子は一時的に高いエネルギーを得て不安定な状態になります。

電子には安定した状態に戻ろうとする性質があり、それには一時的に得たこの高いエネルギーが不要。

そこでエネルギーを放出するのですが、実はこの放出されたエネルギーが発光現象の源なのです。

少々難しい話になってしまいましたが、化学や物理でプラズマについて学んだ人の間ではよく知られている現象といえます。

プラズマ同士の衝突によって発光する例

オーロラ

プラズマ同士の衝突で発光する自然界の例としては、オーロラが挙げられます。

オーロラが発生するのは、太陽風として飛んできた電磁波が大気圏内の酸素や窒素に衝突するから。

この時、酸素や窒素は太陽風由来の電磁波によってプラズマになっており、それらが大気中で衝突することであの幻想的な光景が生まれます。

つまり、電磁波の発生源が違うだけで、仕組みそのものはオーロラも地震光も同じなのです。

まとめ

この記事では、地震光が光る仕組みを科学的にご紹介しました。

地震光発生に対するもっとも有力な説は、電磁波が影響しているというもの。

この説を大まかにいうと次のようになります。

  1. 岩盤に圧力が加わり電磁波が発生する
  2. 電磁波が大気中の物質に作用して大量のプラズマを作る
  3. プラズマ同士がぶつかって一時的に高いエネルギーを得る
  4. 元の状態に戻るためにプラズマが高いエネルギーを放出する
  5. 放出されたエネルギーが光を放つ

どの工程も科学的に証明されていますから、MEGA地震の前後に地震光が目撃されるのは当然のこと。

よって、地震光を目撃したらすみやかに防災行動を開始した方が良いでしょう。(MEGA地震発生に備えて防災グッズを買い揃えておきたいという方はコチラをご覧ください)

なお、次回は地震光の光る仕組みについて、科学者達がおこなった検証実験の結果をご紹介します。

●企画・原案:原 経厳

・・・元番組制作ディレクタープロデューサー。長年にわたり地震前兆関連の調査・取材等を続けつつ、現在はフリーで映像コンテンツ制作プロデュース、短編映画製作プロデュース等に携わる。

●構成・編集:原 洋

・・・フリーライター。地震関連の他、文化、芸能、スポーツ、美容、ダイエット・フィットネス、政治など、執筆分野は多岐にわたる。

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