過去にMEGA地震は何度も発生していますが、その数日前から前日にかけて、様々な異常現象が目撃・報告されています。
そのなかの一つが『地震光』と呼ばれる青白い謎の発光現象。
「震源地の方角が青白く光っていた」という目撃証言が多数存在するのです。
そんな青白い謎の発光現象について、筆者は『MEGA地震の有力な前兆現象でる地震光』だと考えています。
そこで今回は、過去のMEGA地震において目撃されている青白い謎の発光現象・地震光についてご紹介します。
<スポンサーリンク>
青白い謎の発光現象はMEGA地震の前兆・地震光
MEGA地震発生の前には、次のような現象が度々目撃されています。
- 空がフラッシュをたいたように突然光る
- 夜空がしばらく不自然に明るくなる
- 火の玉が地上から上がる
- 稲妻のような光 etc…
こうした発光現象は、地震発生前だけでなく、揺れている最中や本震後に目撃されることも。
しかも、本震、余震を問いません。
地震に伴って空や海、山が光る…と聞くと信じられないかもしれませんが、実は既に科学的根拠が示されています。
それは、地震に伴って地中から発せられるプラズマが原因だという説。
青白という色から考えても、プラズマ説は非常に有力なのです。
青白い謎の発光現象・地震光の目撃談を紹介
筆者は青白い謎の発光現象は地震光であり、MEGA地震の前兆現象だと考えています。
実際、過去に発生したMEGA地震では、謎の発光現象の目撃談が相次いでいます。
下記はその代表的な例です。
青白い謎の発光現象・地震光の目撃談1:濃尾地震
地震前の青白い発光は100年以上も前から報告があります。
1891年10月28日、日本の内陸地震として史上最大の濃尾地震(M8.0 死者7,273人)が発生し東海・近畿・北陸で甚大な被害が出ました。
このMEGA地震の前兆としては次の様な記録があります。
<滋賀県油日村役場の報告>
前夜、震動ノ前兆ト思フベキハ、北方ニ於テ夜中前日ヨリ、稲妻ノ如キ青光リヲ時々現出セリ。
*引用:力武常次(東大・東工大名誉教授)の調査記録
村役場が「地震前夜、北方に前兆とみるべき稲妻のような青光りが時々出現した」と報告しています。
実はこのMEGA地震では、数日前から前日にかけて京都・静岡など8府県もの広範囲で謎の青白い発光現象が確認されていたのです。
青白い謎の発光現象・地震光の目撃談2:昭和東南海地震
1944年12月、戦時中のためほとんど報道されなかった昭和東南海地震(M7.9 死者1,223人)は大津波を起こし東海地区が大打撃を受けます。
実は地震前日、震源に近い三重では青白い地震光が目撃されていました。
三重県松阪市で、前日夜遅くまで青白い光現象、時間は正確には記憶がないがかなり長時間であった・・・
*引用:『地震前兆現象』(力武常次著)
青白い謎の発光現象・地震光の目撃談3:阪神淡路大震災
6,400人以上が犠牲となった1995年1月の阪神淡路大震災(M7.3)では、数日前から直前にかけて震源の神戸をはじめ関西の広範囲でたびたび青白い発光現象が目撃されています。
<奈良県生駒郡・主婦の証言> (地震の1時間半前)1月17日午前4時頃・・・西側(震源方向)に窓のあるトイレに行った時、ドキッとするような輝きを見ました。 青白い光に近かったのを覚えています、初めて見る色でした。
*引用:『前兆証言1519』(弘原海清編著)
このように地震と青白い発光現象には明らかに関連があり、地震を予告しているというべきでしょう。
青白い謎の発光現象・地震光の目撃談4:メキシコアカプルコ地震
2021年9月に起きたアカプルコ地震(M7.0)では瞬間的な青白い発光が多発しました。
この時は地震直後から青白い光が頻繁に発生。
被災者の多くが目撃しており、その様子は動画におさめられています。(アカプルコ地震における地震光をとらえた動画はコチラ)
この青白い発光現象は地震直後に目撃されていますが、地震の発生前に青白く光るパターンとメカニズムは同じだと思われます。
青白い謎の発光現象・地震光の目撃談5:モロッコ地震
2023年9月8日午後11時11分(モロッコ時間)に、M6.8のMEGA地震がモロッコで発生しました。
モロッコでこれほどの大きな地震が発生するのは120年ぶり。
そんなモロッコ地震において、発生の少し前に地震光が目撃されていたようです。
その様子はサウジアラビアのインフルエンサー、イヤド・アルハムードによって動画投稿されました。
アルハムード氏いわく、「アガディールの住人から送られてきたもの」とのこと。
同氏は「謎めいた青い閃光が地平線上に現われた」と述べています。
青白以外の地震光もある
発光の色は稲妻のような青白が多いのですが、それ以外の色もあります。
実は前述のアカプルコ地震では青白以外に黄色・オレンジ・赤といった違った色の発光現象も起きていました。
このような青白以外の地震光は過去のMEGA地震で目撃されています。
そしてこれも地震発生前に出現する場合があるのです。
例えば阪神淡路大震災では以下の証言があります。
<兵庫県姫路市・女性の証言>
地震6時間前、夜11時頃に空一面がオレンジ色で寝付けず、夜中に明るさが増して嫌なくらいだった。
*引用:『前兆証言1519』(弘原海清編著)
3.000人近い死者が出た北丹後地震(昭和2年・M7.3)では地震の約30分前に大阪から震源の北方面を見た人の記録があります。
山脈の北方中空に遠火事ともいうべきか、カッと一面に照り渡り、見慣れざる色彩を帯び居り申し候・・・
*引用:『地震なまず』(武者金吉著)
なお、青白以外の地震光については、電離層の一時的な破壊によるオーロラ現象が原因とする説があります。
もっとも、この説は科学的根拠に乏しく、先のプラズマ説と比べるとやや懐疑的な見方をする人が多いようです。
まとめ
今回はMEGA地震に関連して起きる地震光で、特に青白いタイプの地震光をご紹介しました。
地震光は青白い発光現象だけではなく、赤やオレンジの場合もあります。
いずれにせよ地震発生前に出ることが多く要注意。
こうした地震光への知識を深め、今後の防災・危機回避に役立てていくべきでしょう。
なお、MEGA地震発生に備えて防災グッズを買い揃えておきたいという方はコチラをご覧ください。
●作成者:原 経厳
・・・元番組制作ディレクタープロデューサー、長年にわたり地震前兆関連の調査・取材等を続けつつ、現在はフリーで映像コンテンツ制作プロデュース、短編映画製作プロデュース等に携わる。
●構成・編集Support:原 洋
・・・フリーライター
コメント