【MEGA地震の前兆と予測!】動物の異常行動 プロローグ

動物の異常行動




MEGA地震の発生前にははっきりとした異変・前兆現象が起きます

地震光や植物の異変、家電製品・電子機器の故障などが挙げられますが、動物たちの異常行動もMEGA地震の前兆の一つ

動物たちの異常行動をオカルトや迷信だと批判する人は大勢いますが、実際には古くから多くの人々に目撃されてきたMEGA地震の前兆現象なのです。

なお、MEGA地震発生に備えて防災グッズを買い揃えておきたいという方はコチラをご覧ください。

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中国では動物の異常行動をMEGA地震の前兆と考えている

地震予知先進国の中国では、動物たちの反応を防災情報として活かそうとする取り組みがありました。(詳しくはコチラ

70年代には、すでにMEGA地震の前兆について教科書でとりあげ、防災教育を行なっていたのです。

その一環として作成されたのが『防災歌』

MEGA地震前に動物たちがとる異常行動を覚え歌にして教えていたのです。

動物の異常行動をもとに作られた中国の地震防災歌

中国が作った地震防災歌の歌詞は次のような内容です。

周知集めて地震予知 動物異常はとっても大事。 牛・馬・ロバ・ラバ小屋に戻らず ブタはエサを食べず泣きわめく。 羊が痛々しく叫び ウサギは耳たて跳ね回る。 犬は部屋で狂い吠え 猫は仰天して家を出る。 ニワトリは巣に帰らず樹の上で 鳩も急いで飛んでいく。 ネズミの群れが引っ越して イタチは烈組み駆け回る。  氷雪の地面にヘビが出て 冬眠動物早いお目覚め。 トンボの群れが1か所目指し ミツバチの群れは飛び去って行く。  トノサマガエルとヒキガエルが押し黙り 水上で魚ははねて お腹を見せる。 キジは奇声を発し乱れ飛び セミは木から降り黙る。 動物園のトラやヒョウ、エサ食べず 恐れおののき鳴きわめくパンダ・鹿。 大サンショウウオが岸で鳴き 金魚は鉢から飛び出し かごの鳥が騒ぐ。 みんな注意して 前兆を見つけ出そう。  総合分析してデマをなくそう。 方法簡単 効果よし どこの家庭もきっとできる。

『地震防災歌』 (中国民衆歌謡より 翻訳:麻生 晴一郎)

ご覧の通り、この防災歌は「様々な動物が通常とは違う異変を見せる時は地震の可能性があるから注意しよう」とうったえています。

そこに語られているのは、大型動物から昆虫、鳥や魚、中にはオオサンショウウオやパンダなど、様々な動物の異常行動。

こうした異常行動を地震の前兆ととらえるのは、先人の被災体験を教訓にしているから。

つまり、動物たちの異常行動後にMEGA地震が発生したことが過去に何度もあったわけです。

よって、地震大国・日本で暮らす我々も、もっと動物たちの異常行動に目を向けるべきなのです。

四川大地震ではカエルの大移動が目撃されていた

2008年5月12日、中国の四川省で四川大地震が発生しました。(M7.9 死者7万人以上)

上の画像は震源地の近くで地震発生の数日前に撮られたもの。

ご覧の通り、カエルの大群が写っています。

その規模は数十万匹にも及んだそうで、異常行動であることは明らか。

当時、ネット上ではこれをみた多くの人が「地震の前兆だ」と指摘していました。

ところが地元の森林管理局は繁殖期のせいだと説明。

結果的に四川大地震が発生し多くの死傷者が出たため、後に激しく批判されたのです。(このことは中国各紙が伝えています)

ヒキガエルが地震予知に役立つという論文がある

2010年3月31日、『地震予知のツールとしてヨーロッパヒキガエルを活用できるかもしれない』とする論文が、英動物学会誌Journal of Zoologyに発表されました。

発表したのは英オープン大(Open University)の生物学者、レイチェル・グラント(Rachel Grant)氏の研究チーム。

2009年4月6日にイタリア中部ラクイラ県で発生したラクイラ地震(M6.3 死者300人以上)について、ヨーロッパヒキガエルのオスが5日前に予知していたというのです。(このニュースはイギリスのBBC放送でも取り上げられました)

研究チームは地震の10日前から、震源地近くの湖でヒキガエルの観察を行っていました。

以下はその観察記録です。

3月28日の時点で、交尾のために湖に集まってきたオスのヒキガエルは90匹以上を数えていたが、2日後には激減し、4月1日(地震の5日前)までにオスの96%が湖からいなくなった。

求愛行動が活発になるとされる満月にあたる4月9日には数十匹が戻ってきたが、それでも総数は例年より50~80%も少なかった。

このあと、オスの数は再び減少。オスの大半が戻ってきたのは、4月15日、つまりM4.5以上の最後の大規模な余震が発生してから2日後のことだった。

さらに、この湖におけるつがいの数も、地震3日前にはゼロになった。地震発生日の4月6日から最後の余震までの間、産卵は一度も確認されなかった。

オスが繁殖地で冬眠したあと、産卵シーズンが終わるまではその場を離れないといった習性を考えると、こうした行動は驚くべき変化である。

引用:AFP BBnews

研究チームは、こうしたヒキガエルの異常行動には大気の電磁層の最上層にある電離圏の電気的活動が関係していると指摘。

MEGA地震の前には大量の電磁波が発生するといわれており、研究チームの指摘は的を射たものだといえます。

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台湾中部大地震前にはミミズが大量に発生

1999年9月21日の深夜、台湾中部大地震(M7.3 死者2500人以上)が発生しました。

上の画像はその直前に撮影されたもの。

ミミズが群れをなして移動しているのがはっきりと写っています。

大雨の後、地上でミミズが大量に死んでいることはよくある話。

しかし、生きているいる状態のミミズが地上で大群をなしているのは極めて稀な現象です。(ミミズは地中で暮らす生き物であり、基本的に単独行動)

これをみた人々が得体の知れない不気味さを感じたのは言うまでもなく、台湾中部大地震はそのさなかに発生したのです。

まとめ

四川大地震や台湾中部大地震の前には、カエルやミミズの異常行動が目撃されていました。

中国の防災歌にもある通り、こうした動物たちの異常行動はMEGA地震の前兆なのです。

将来のある日、万が一似たような現象を目撃した場合は、防災意識のスイッチを入れて行動を起こすようにしてください。

なお、次回は地震の前兆として鳥がしめす異常行動についてご紹介します。

●企画・原案:原 経厳

・・・元番組制作ディレクタープロデューサー。長年にわたり地震前兆関連の調査・取材等を続けつつ、現在はフリーで映像コンテンツ制作プロデュース、短編映画製作プロデュース等に携わる。

●構成・編集Support:原 洋

・・・フリーライター。地震関連の他、文化、芸能、スポーツ、美容、ダイエット・フィットネス、政治など、執筆分野は多岐にわたる。

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