【MEGA地震の前兆と予測!】 動物の異常行動⑫ 猫が予知した時の反応

動物の異常行動

MEGA地震の前には様々な動物が異常行動を起こします。

その中でも顕著な反応をみせるのが猫。

過去の事例からMEGA地震の発生を予知した猫は普段とは違う行動をとることが分かっており、前兆現象と考えて間違いありません。

そこで今回は、猫が地震を予知した時にみせる反応をご紹介します。

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猫は地震を予知して反応する!

怯えている猫

全ての猫とはいいませんが、猫は地震を予知して普段と違う様々な反応をみせます。

  • おびえる
  • 落ち着きをなくす
  • 姿を消す
  • 顔や目をさかんになぞる
  • 隠れ続けてエサも食べない

これらの異常行動に関して、筆者は熊本で二匹の猫と暮す知人女性から次のような証言を得ました。

ある日、二匹の猫がいつも以上に激しく騒いでいたんですよ。走り回ってドアに激突したりカーテンによじ登ったり…

あまりにも騒ぐので「どうしたの?」と何度も話しかけていました。するといきなりグラグラっと揺れたんです。

揺れがおさまった後、私が揺らしたと勘違いしたのか、しばらくの間猫達が寄り付いてくれませんでした。

*筆者取材

従来、こうした反応は「飼い主の気のせい」「こじつけ」と言われるか、あるいは迷信・都市伝説扱いされてきました。

しかし近年では、地震前に地殻から出る電磁波が動物に影響を及ぼすことがわかってきており、猫はそれに反応していると考えられるようになってきました。

また、猫が地震発生を予知したおかげで命が助かったという証言もあります。

<阪神淡路大震災・1995年>

●(地震の直前)布団の裾で寝ていた黒猫が突然飛び上がってくるくると回り出した。 「まだ早いから寝てなさい!」といいつつ起き上がった。・・・その瞬間(地震の)ドーンというもの凄い衝撃が・・・今まで寝ていた枕の上にはタンスの上にあったガラスケース入りの博多人形があった・・・私の命は黒猫に助けられた・・・(大阪府豊中市・女性)

●神戸市西区で1人暮らしだった身障者の義父は、地震の10分前に1歳半のオスの異様な鳴き声に目を覚まし、着替えてトイレに入っている時に地震が来た。鳴かなかったら家具の下敷きになっていた。(神戸市垂水区・主婦)

*引用:『動物は警告する!』弘原海清著

このように、猫は地震の発生を予知することができると思われ、その反応は前兆現象として軽視できないのです。

MEGA地震前は約4割の猫が異常行動をとる?!

阪神淡路大震災の後、日本愛玩動物協会がペットを飼っている人にアンケートを実施しました。

それによると、阪神淡路大震災発生前に猫がいつもと違う行動をとったと回答した人が39%もいたとのこと。(犬は25%)

これは非常に高い数値であり、立派な前兆現象といえます。

気象庁は阪神淡路大震災の発生を予知できなかったわけで、それを考えると猫の地震予知能力はかなりあてになりそうです。

MEGA地震の前兆として猫がみせる反応

地震を予知した猫のイメージ画像

MEGA地震と呼ばれるほどの大規模な地震の前には、「猫が普段とは違う反応をみせる」という現象が多発します。

その反応の特徴は大きく分けて次の2つです。

  1. 激しく動き回る
  2. 奇声や激しい鳴き声を発する

2つともわかりやすい豹変ぶりで、過去のMEGA地震発生前にたびたび目撃されているのです。

地震を予知した猫の反応1:激しく動き回る

地震を予知して激しく動き回る猫

猫が激しく動き回るのは地震の発生前であり、地震後に起きた反応ではありません

こうした反応は古くから報告されており、例えば明治24年の濃尾地震(M8.0 死者7273人)では次のような記録があります。

<濃尾地震1891年・震源から45キロ離れた岐阜大浦村>

地震の2~3時間前より猫がひどく狼狽し逃げたがり、鴨居に飛びつき戸の障子を昇った。

*引用:東大・東工大名誉教授 力武常次氏調査報告

また、阪神淡路大震災では猫の激しい反応が各地で多発していました。

<以下、阪神淡路大震災・1995年>

●震災前日の朝からトラ猫が異常に興奮し、日中でも瞳孔が大きく開き落ち着きがなく、何かに脅える様子でブロック塀にあがったり降りたりの行動を繰り返した。(大阪府堺市・男性)

●(地震約5時間前)夜中の1時半、いつも夜は私の足元の布団の上で寝ている猫が飛び起き、天井近くに駆け上がった。もう1匹の猫は交通事故で足が悪く高いところに上がれないのに、ふすまの戸を垂直に駆け上がった・・・ (地震2分前)5時44分頃は猫たちが部屋のガラスの入口の戸に駆け上がり、開けろとけたたましく戸を鳴らした・・・(大阪市生野区・女性)

*引用:『前兆証言1519』弘原海清編著

その他、阪神淡路大震災の前には1階2階を走り回った証言が多数あり、中には「人間で言えば80歳のおとなしい老猫が1階から3階をずっと駆け回っていた」という証言もありました。

こうした猫の異常な反応は、科学的にも証明されています。

たとえば、東日本大震災当時、動物の前兆行動を調査していたe-PISCO大気イオン地震予測研究会・矢田直之理事長(元神奈川工科大学准教授)は、猫の異常行動について次の様に報告しています。

矢田直之理事長が観測していた猫

*写真は矢田直之理事長が観測していた猫

<東日本大震災・2011年>

震災の前日、大学研究室で万歩計を付けて観測していた猫2匹が激しく動き、普段の約5倍もの運動量を記録した。(e-PISCO大気イオン地震予測研究会・矢田直之理事長)

*筆者取材

地震を予知した猫の反応2:奇声や激しい鳴き声

地震を予知して奇声をあげる猫

MEGA地震を予知した猫の反応として、奇声や激しい鳴き声を発した事例も多数あります。

<東日本大震災・2011年>

発生前の午前中ずっと「ウェーギャー」と近所で猫の声がひどかった(岩手)

*SNS情報

発情期の奇声はよくあることですが、阪神淡路大震災の前は真冬でありながら各地で激しく奇声が聴こえていました。

<阪神淡路大震災・1995年>

地震数日前、冬で盛りの時期ではないのに近所のたくさんの猫が盛りがついた時のようにギャーギャーうるさく、知人と何か変だと話していた。(兵庫県西宮市・医師)

*引用:『動物は警告する!』弘原海清著

他の記録を見ると飼い猫も奇声を発した報告が多数あり、中には「犬の遠吠えの様な声を出していた」(大阪府堺市・女性)といいます。

なお、猫の地震の予知に関しては個体差があるものの、その種類にはあまり関係がないようです。

<以下、阪神淡路大震災・1995年>

●(地震の約1時間半前)すごくおとなしいロシアンブルーとその子ネコが飼育オリで急に暴れ出し変な鳴き声を出していた。「うるさいなあ」と思いながらうとうとしてたら凄い揺れを感じた。(神戸市北区・女性)

●(地震の約15分前)アメリカンショートヘア・オスがもの凄くギャーギャーと鳴くので、抱いたら急に飛び降りてベッドの下に隠れた後地震が来た。(兵庫県西宮市・女性) *引用:『前兆証言1519』弘原海清編著

まとめ

今回はMEGA地震前兆として、猫の反応をご紹介しました。

猫が異常なほど激しく動き回ったり奇声を発したりした場合は、地震の前兆現象である可能性が大。

そのような様子を目撃したらすぐに防災行動をとってください。

(なお、MEGA地震発生に備えた防災グッズ関連はコチラでご紹介しています。)

●作成者:原 経厳

・・・元番組制作ディレクタープロデューサー、長年にわたり地震前兆関連の調査・取材等を続けつつ、現在はフリーで映像コンテンツ制作プロデュース、短編映画製作プロデュース等に携わる。

●構成・編集Support:原 洋

・・・フリーライター



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