MEGA地震の前兆現象としてよく登場するのが鳥の異常行動であり、大昔から数多くの目撃証言が残されてきました。
異常行動はカラスやスズメ、ハト、カモメ、ハクセキレイ、トビ、など多くの種類に見られ、『大集団』『大移動』『乱舞』などとパターンも様々。
そんななか、少数ながらインコ等の鳥が突然死や事故死するといった事例もあります。
そこでこの記事では、MEGA地震の前兆現象と考えられるインコ等の鳥の突然死・事故死についてご紹介していきます。
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インコ等の突然死・事故死はMEGA地震の前兆⁉
MEGA地震の前に鳥が突然死・事故死した事例はいくつか報告されています。
とりわけインコに関する突然死・事故死は事例が多数。
それらの事例をみると次の2つの傾向が読み取れます。
- パニックを起こし事故死する
- 奇怪な突然死
元々、インコはちょっとしたことをきっかけとして死んでしまう鳥。
しかし、筆者はこうした現象がMEGA地震の前兆であり、詳しく研究することでMEGA地震の予測に繋がると考えています。
実のところ、この見解についてはちゃんと科学的根拠があるのです。
インコ等の鳥は微弱な電磁波でも影響を受ける

近年、世界中で鳥たちが突然死する事例が報告されるようになってきました。
上のROCANAの記事はそれについて説明したもの。
英紙「Daily Star」(10月16日)が「英コヴェントリーでは鳥が次々と落下死しており、同町では5Gの運用が開始されていることから、死の原因は電波によるものではないかという噂がある」と報じています。
このように、一部の科学者達は「鳥の突然死は5Gの電磁波が原因だ」と主張。
事実、周波数によっては鳥が死に至ることがあると言われています。
しかし、5Gがまだ存在しない昭和に発生した伊豆半島沖地震でも、直前に鳥の突然死・事故死が目撃されています。
となると、5Gとは別の電磁波が発生し、それによって鳥が突然死・事故死した可能性が浮上するのです。
MEGA地震発生前の電磁波が鳥に影響した可能性が高い
MEGA地震が近づくと、大地の下では岩石岩盤が動き圧電現象を起こし、電磁波が広範囲に放出されます。
これは京都産業大学工学部 情報通信工学科の筒井 稔教授がホームページで詳しく説明しています。
また、この電磁波が生き物たちに影響し、MEGA地震発生前に異常行動を起こした事例は多々あります。(詳しくはコチラ)
実際、ドイツのオルデンブルク大学の感覚神経学教授ヘンリク・モウリトセン(Henrik Mouritsen)氏は、「渡り鳥は微弱な電磁波でも方向感覚を失う」と述べています。
これらのことから、鳥の突然死・事故死もMEGA地震発生前に放出された電磁波が原因だったと考えられ、鳥を観察することは地震予測に繋がるという筆者の見解を裏付けています。
MEGA地震発生前にインコ等の鳥が突然死・事故死
MEGA地震発生前に鳥の突然死・事故死が起きた事例はいくつも報告されています。
老衰や病気が死因なら単なる偶然とも考えられますが、異常行動による突然死・事故死となると話は別。
そのような稀な現象が地震発生のタイミングと重なっているわけですから、やはり地震の前兆と考えるべきでしょう。
伊豆半島沖地震 水鳥・インコの突然死

1974年・昭和49年5月9日、静岡県伊豆半島で30人が犠牲となる伊豆半島沖地震(M6.9)が発生しました。
特に被害が集中したのは南伊豆町中木地区で、山が崩壊し27人が亡くなり、毎年慰霊祭が行なわれています。
この地震に関して、『地震の起こるとき』著者の亀井義次さん(地震予知クラブ会長)は現地でアンケート調査を実施。
その調査結果から、犬・猫・エビ・サザエ・カエル・ヘビ・アリなどに加えて、インコや水鳥も異常行動を見せていたことが分かっています。
<伊豆半島沖地震 前兆アンケート> 伊浜地区では前日カラスが異常に鳴き、妻良地区では、地震の2.3日前からカラスが変な声で鳴くので、悪いことでも起きなければよいがと話していた。 波勝崎の人の話では、カラスの大群が来て大鳴きしていた。 石廊崎では例年のようにやってくるツバメが今年も早々にやってきて、喜んでいたところ、急にいなくなったので、急変が起きなければよいがと案じていたところ地震になった。 地震の少し前に小浦の浜に、カモメではない水鳥が、10羽ほど死んで岸に打ち上げられていた。
引用:『地震の起こるとき』(亀井義次著)
このアンケートでは、『水鳥が10羽ほど死んで岸に打ち上げられていた』と報告されています。
水鳥が突然死する原因として、インフルエンザや海洋汚染等がよく言われますが、そのような影響があったとは考えにくいでしょう。
さらに他にも伊豆半島沖地震の発生前には、遠く離れた東京でも鳥が奇怪な死を遂げる現象が起きています。
新宿某デパートのペット売り場から次のような電話があった。 「売り場には50羽以上のセキセイインコがいる。(地震の)前日まで元気だったのに、係の人が出社してみると、10羽以上も死んでいる。今までこんなことはなかった。 ちょうど伊豆半島沖地震のあった朝のことです。」
引用:『地震の起こるとき』(亀井義次著)
インコは雷や花火、車の警音などによる急なショックで死亡するケースがありますが、当時のデパート係員からはそのような事は報告されていません。
また、1~2羽のインコが死んでいるなら偶然の出来事として片付けられますが、一度に10羽以上となると異常行動事態です。
そもそも、雷や花火、車の警音などであれば、それまでにも何度かあったはず。
にも関わらず、伊豆半島沖地震のあった朝にだけ突然死を起こしていたわけですから、そこに因果関係があるのは間違いないでしょう。
福島県沖地震 キジの事故死
2022年3月16日深夜、福島県沖地震(M7.4)が発生し、新幹線が脱線するなどして、宮城福島を中心に大きな被害が出ました。
この地震が発生する前、最大震度6強となった福島県国見町では、キジの事故死に関する目撃談があがっています。
地震前日、キジが車に轢かれたらしく、路上で死んでいて驚いた・・・
これは筆者の知人が入手した国見町住民による目撃談です。
鳥が車に轢かれることはよくある話ですが、それがキジとなると極めて稀。
そもそも、キジが道路にいることなど滅多にありませんから、地震発生前の電磁波を感知してパニックになっていたのではないでしょうか。
阪神淡路大震災 エミューの不審死
阪神淡路大震災では、鳥が暴れた挙句に死んでしまった事例が報告されています。
<阪神淡路大震災 大阪府南河内郡・移動動物園飼育者の証言> 私どもは移動動物園として多種動物を飼育しています。 ・・・そのうちエミューが1月16日(地震前日)午前11時、飼育舎よりしきりに出ようとして、すき間に首を突っ込みました。 同じ形で10年ほど飼ってましたがそうした動きはありませんでした。 結局首が挟まれた形で暴れたので数時間後死亡しました。
引用:『地震の起こるとき』(亀井義次著)
10年におよぶ飼育期間で初めて見る光景だったことから、エミューが極めて稀な何かを感じ取っていたことは間違いないでしょう。
まとめ
この記事では、MEGA地震発生の前に起こる鳥の突然死・事故死をご紹介しました。
いずれの事例も異常行動といえるものですが、筆者はMEGA地震発生前に放出される電磁波が原因だと考えています。
また、数々の目撃談から、鳥を観察することは地震予測に繋がるとも考えています。
これはオカルトや都市伝説などではなく、科学をもとにした見解。
よって、インコ等の鳥が突然死したり事故死したりしたときは、すぐに防災行動をとるようにしてください。
なお、MEGA地震発生に備えて防災グッズを買い揃えておきたいという方はコチラをご覧ください。
(次回もMEGA地震に伴う鳥の異常行動についてご紹介します。)
●作成者:原 経厳
・・・元番組制作ディレクタープロデューサー、長年にわたり地震前兆関連の調査・取材等を続けつつ、現在はフリーで映像コンテンツ制作プロデュース、短編映画製作プロデュース等に携わる。
●構成・編集Support:原 洋
・・・フリーライター
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