2月1日、サッカー日本代表がカタールと対戦し、1-3で敗戦となりました。
優勝候補筆頭のイランを準決勝で撃破し、カタールよりも休みが1日多いことから、かなり有利だと思われていただけに、残念な結果です。
ただ、GKの権田が下手だったことも、少なからずこの敗戦に影響したのではないでしょうか。
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サッカー日本代表アジア杯、カタール戦のスタメン
まずは、2月1日に行われたアジア杯カタール戦のスタメンから見てみましょう。
<GK>
12 権田修一
<DF>
5 長友佑都
19 酒井宏樹
16 冨安健洋
22 吉田麻也(Cap)
<MF>
7 柴崎岳
8 原口元気
9 南野拓実
18 塩谷司
21 堂安律
<FW>
15 大迫勇也
控えメンバー
<GK>
23 シュミット・ダニエル
<DF>
2 三浦弦太
3 室屋成
4 佐々木翔
20 槙野智章
<MF>
10 乾貴士
14 伊東純也
<FW>
11 北川航也
13 武藤嘉紀
アジア杯カタール戦のスタメンは準決勝イラン戦から遠藤が外れ、そこに塩谷が入る形となりました。
これは事前の予想通りで、今考えられるメンバーの中ではベストな布陣ではないでしょうか。(個人的にはGKの権田に不満がありますが)
DFが本職の塩谷ですが、ボランチとしての適正は今大会すでに証明ずみなので、スタメンとして大きく力が落ちることはないと思います。
ただし、ボランチの控えがいないという点で、終盤の選手交代を考慮すると、大幅な戦力ダウンであることは間違いないでしょう。
アジア杯カタール戦。日本代表の守備が機能せず
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アジア杯決勝となった日本代表とカタール代表の試合。
海外メディアによると、日本代表が1-0で勝つという予想が一番多いとのことでしたが・・・
試合内容はそんな予想を大きく覆すものでした。
カタール代表はチームとして非常に完成度が高く、現状のFIFAランキング以上の実力があることは間違いないと思います。
2022年W杯の自国開催にむけて、各国から選手を帰化させる強化策をとっていましたが、それが今になって芽が出てきたといえるでしょう。
日本代表の守備陣はそんなカタール代表の攻撃に上手く対応できず、素早いチェックができていない内に2失点してしまいました。
守備に関しても、日本代表の柱である大迫を徹底的にマークするなど、かなり洗練されていました。
それに対して日本代表は、大迫を経由しない攻撃のバリエーションが少なく、その頼みの大迫がマークされたことで、有効な攻撃ができませんでした。
大迫が出場できない場合も含めて、攻撃の組立方のバリエーションを増やさないと、世界では戦えないということが鮮明になった試合だったと思います。
やはりGK権田が下手だった
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アジア杯を全試合を通して不安定な守備をみせていたGKの権田。
本ブログでも再三「下手」と指摘した訳ですが、カタール戦でのプレーも決して上手いとはいえないレベルだったと思います。
まずは日本代表が先制されたシーン。
前提としてカタール攻撃陣を抑えきれなかった守備のやり方に問題がある訳ですが、シュートされたシーンだけにフォーカスすると、「止められないほどのシュートだったか?」という疑問が残ります。
カタールの選手がバイシクルで蹴ったボールはミートした訳ではなく、ほとんど勢いはありませんでした。
ミートしなかったことで非常に良いコースに跳んだのは権田にとっては不運でしたが、それでもあのレベルのシュートをはじくことができないというのが、権田のセービング技術の低さをもの語っていると思います。
二点目に関しても、相手にフリーでシュートを打たれてしまったということが悪い訳です。
とはいえ、シュートそのものは欧米やアフリカの選手が放つような勢いではありませんでした。
つまり、あのレベルのシュートはW杯に出場すればどんどん跳んでくる訳です。
しかし、権田はまったく届いていませんでした。
DFとの連携であれば、今後代表の試合を重ねることで精度が上がると思いますが、セービング技術に関しては完全に権田一人の問題ですよね。
(3失点目のPKを止めていれば、評価は変わっていたかもしれませんが・・・)
こうしたことを考えると、2022年のW杯カタール大会のアジア予選が始まった際には、権田とは違うGKで挑んでほしいところです。
カタール選手の代表資格に関しては問題なし
決勝に先駆けて、準決勝でカタールに敗退したUAE側から「カタールの2選手が代表資格を持っていない」という申し立てがAFCになされました。
規約によると、
「選手本人が18歳以降に国籍変更後、その国で最低5年の継続した居住歴を保つ必要がある」
「両親のどちらかがその国の国籍を持っていることを除く」
とあります。
疑惑の2選手は帰化後にカタールでの居住歴が浅く、5年は経過していません。
また、UAE側が提出した証拠によると、2選手の両親はカタール国籍ではないとのことです。
これらが事実であれば、アジア杯の決勝戦そのものが没収試合となる可能性があった訳ですが・・・
試合前にAFCが発表したところによると、カタールの2選手の代表資格に関しては問題なし、とのことです。
帰化後5年の居住歴がないことは明らかになっていますから、2選手の両親のうち少なくとも1人がカタール国籍であったということなのでしょう。
つまり、UAE側が提出した証拠がカタールを処分するのに不十分だったということになります。
没収試合にした場合、FIFAランキングの算定が難しくなるという点や、決勝のチケット代の払い戻しを考慮すると、AFCとしては没収試合にはしたくなかったはずです。
それを考えると、何らかの力が働いて「問題なし」という判断に至った可能性もありそうですね。
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