女優の剛力彩芽との交際で話題となっているZOZOの前澤社長ですが、肝心の本業の方ではゾゾスーツ事業の失敗で減益となりました。
株価も下落していますが、これには剛力彩芽との交際によるイメージダウンも影響したとの指摘がでています。
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ZOZOが初の減益に
ZOZOTOWNといえば、これまで急成長してきたショッピングサイトですよね。
2007年の上場以来、10年以上にわたって増益を続けてきたのですが、2018年度は初の減益となる見込みだと発表されました。
具体的には、
- 営業利益 400億円⇒265億円(前期比18.9%減)
- 純利益 280億円⇒178億円(前期比11.7%減)
となっています。
前澤社長はツイッターで
「今期はプライベートブランドZOZOにおける様々な挑戦を続けてまいりましたが、一部施策で想定していた効果が上がらず、結果として今期業績予想を下方修正いたしました」
「株主の皆さま、申し訳ございません」
と謝罪していますが、経営戦略に疑問の声が出ており、今後は単なる謝罪では済まない展開になっていくかもしれませんね。
実際、ZOZOの前澤社長は「中長期計画に対する影響も現在精査中」と発表しています。
ZOZOが減益になった原因はZOZOARIGATO?
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ZOZOはこれまで好調な業績を続けており、それが前澤社長が莫大な資産を築いたもっとも大きな要因でした。
しかし、2018年12月25日にスタートした有料会員サービス「ZOZOARIGATOメンバーシップ」で大きくつまづくことになります。
このサービス、会員は全商品を10%引きで購入することができることになっており、一見するととても良いサービスに思えます。
しかし、高級ブランドを展開する大手企業にとっては、ブランド力の低下を助長するものでもあります。
そのため、商品の販売を見送るショップが出始めました。
例えば、高級ブランドのルイ・ヴィトンは決して安売り・セールをしないことで有名ですが、各社ともブランドを育てることに力をいれている訳ですから、いきなり10%の値引きを設定されてしまうと、撤退せざるを得ないでしょうね。
もっとも、2019年1月31日時点で、「ZOZOARIGATOメンバーシップ」に参画していないショップは、全1255ショップ中42ショップに留まっており、ZOZOの前澤社長によると、「全取扱高の1%ほどにすぎない」とのことです。
ちなみに、ZOZOの商品取扱高は2350億円なので、23~24億円ほどの取扱高が減ったことになります。
前澤社長は「大したことではない」といわんばかりの様子ですが、純利益を計算する上で痛手となったのは間違いと思います。
ゾゾスーツ事業も明らかな失敗だった
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「ZOZOARIGATOメンバーシップ」と同様に、ゾゾスーツ事業の失敗も指摘されています。
むしろ、「ZOZOARIGAT」よりも「ゾゾスーツ」の失敗の方が痛いのではないでしょうか。
「ゾゾスーツ」は採寸専用のボディースーツで、ZOZOはこれを無料で配布していまいたが、実際にゾゾスーツを持っているという人は、意外と少ないですよね。
前澤社長の彼女である剛力彩芽がインスタで「(ゾゾスーツは)ホントに良いですよ」とPRしていましたが、こちらも反感を買っただけで、それほどの波及効果はなかったようです。
前澤社長のいう「一部施策で想定していた効果が上がらず・・・」とは、このゾゾスーツの失敗を指しているのでしょう。
前澤社長が嫌われているのも減益に影響している?!
ZOZOの前澤社長は、
「もちろんいろいろやっていくつもりではいるけど、僕のできる最大の社会貢献活動は、会社を大きくして、たくさんの人を雇用し、楽しくはたらいてもらうことだ」
「会社を大きくするためなら、恥をかいてでも自分を売名するし、大金をはたいてでも月へ行く」
「知ってもらえなきゃ何も始まらないから」
とコメントしています。
これには剛力彩芽との交際に関する一連の出来事や1億円プレゼント企画なども含まれているのでしょう。
(ある意味、「剛力彩芽をビジネスに利用している」と認めたようなコメントですが^^;)
しかし、そんな前澤社長の作戦とは裏腹に、株価は下落する一方です。
上の画像は2019年1月31日時点のZOZOの株価を表していますが、2018年6月頃をピークに下落が始まり、現在では当時の約半額になっています。
この価格は2017年1月時点のレベルであり、この2年間の上昇分をすべて吐き出したようです。
2018年6月頃というと、ちょうど剛力彩芽との交際が報じられ始めた時期ですが、その後の剛力彩芽を使ったイメージアップ作戦が不発に終わっていることを示していますよね。
最近では前澤社長がツィートするたびに叩かれるようになり、指示している人よりも嫌っている人が多いように感じます。
「売名のためなら恥をかくこともする」と語っていますが、よく考えればすでにZOZOのことは多くの人が知っている訳で、今必要なのは売名ではなく、イメージアップなのではないでしょうか。
「業績はまだまだ下がる」
「ZOZOではもう買わない」
などのコメントもネット上にたくさん投稿されているようなので、前澤社長はそろそろ自らの態度を考え直した方が良いかもしれませんね。
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