1月21日、サッカー日本代表がイランと対戦し、大迫の2ゴール等で3-0で勝利しました。
非常に緊迫した試合でしたが、日本代表にとっては今大会ここまでのベストゲームといえるのではないでしょうか。
しかし、MF遠藤が負傷してしまい、決勝はボランチ不足になりそうです。
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サッカー日本代表アジア杯、イラン戦のスタメン
まずは、1月28日に行われたアジア杯イラン戦のスタメンから見てみましょう。
<GK>
12 権田修一
<DF>
5 長友佑都
19 酒井宏樹
16 冨安健洋
22 吉田麻也(Cap)
<MF>
6 遠藤航
7 柴崎岳
8 原口元気
9 南野拓実
21 堂安律
<FW>
15 大迫勇也
控えメンバー
<GK>
23 シュミット・ダニエル
<DF>
2 三浦弦太
3 室屋成
4 佐々木翔
18 塩谷司
20 槙野智章
<MF>
10 乾貴士
14 伊東純也
<FW>
11 北川航也
13 武藤嘉紀
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やっと大迫勇也がスタメンに復帰してきましたね。
おそらくケガはまだ完治していないと思いますが、それでも優勝候補筆頭のイラン戦となれば、出場しない訳にはいかないでしょう。
逆にいえば、アジア杯を通して、北川や武藤がチームにフィットするほど成長しなかったともいえます。
普通であれば、厳しい試合を勝ち抜いていく中で、徐々にフィットしていくものなのですが・・・
特に北川に関しては、大きく評価を下げたようで、次の代表招集時にはメンバーに入っていないかもしれません。
北川とは対照的に、アジア杯で評価を上げてきたのがDFの冨安です。
センターバックの序列でいえば、槙野を抜き、完全にレギュラーを獲得したといえそうです。
高さがあることに加えて攻撃力もあるので、今後が非常に楽しみですね。
将来的には植田 直通との大型センターバックコンビをみてみたいものです。
中盤の5人はベトナム戦と同じメンバーになりました。
南野が調子を落としている(あるいはもともとこの程度の実力なのか)ため、スタメンを入れ替えてみても良かったと思うのですが、よく考えると南野のポジションに適正のある控え選手がいないんですよね。(強いて上げれば北川くらいでしょうか)
FWの人材不足も含めて、前線のオプションの少なさは、今後の大きな課題だと思います。
大迫の復帰でイラン戦の日本代表は出来が良かった
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さて、決勝進出をかけてイランと戦ったこの日。
日本代表は今大会でもっとも良い試合をしたのではないでしょうか。
後半の途中までスコアレスだったので、「つまらない」と思った人もいたかもしれませんが、非常に緊迫した好ゲームだったと思います。
イランの攻撃が思ったほど効果的ではなかったという点もありますが、一番目立ったのはやはり大迫のキープ力でした。
日本のDFラインから出た苦し紛れのボールでも、柴崎から出される攻撃を組みたてるボールでも、とにかくキチンとおさめて的確にさばいていましたよね。
大迫がやると非常にシンプルで簡単にみえるのですが、これが今の武藤や北川にない部分だと思います。
(もっとも、武藤や北川はボールをおさめるタイプではありませんが)
大迫のキープ力はロシアWでも証明済みなので、決勝にスタメン出場できれば、チームとして大崩れすることはないでしょう。
遠藤が負傷で、決勝はボランチが不足?!
好ゲームだったイラン戦ですが、後半にMF遠藤が負傷交代したのが残念でした。
地味ではありますが、柴崎とのバランスがとれていて、素晴らしいポジショニングをみせていたのですが・・・
イランの選手と接触した後に倒れこみ、立ち上がることができませんでした。
映像でみると、接触そのものはさほど激しい訳ではなく、遠藤自身もどこかを痛がっている雰囲気ではなかったので、負傷箇所は不明です。
ただ、自ら交代を申し出てタンカに載せられていましたから、決勝の出場は難しいでしょう。
そうなると、決勝はボランチが足りなくなることが考えられます。
アジア杯開幕後にボランチの遠藤が離脱しており、本職のボランチは柴崎と遠藤だけになっていましたからね。
これまでの選手起用から考えると、
「決勝のスタメンボランチは柴崎と遠藤。どちらかが負傷交代するようなことがあれば、DFの冨安がボランチに入り、DFには槙野を入れる・・・」
そんな采配が考えられます。
というか、起用法がこれ一択になるというのは、森保監督にとっては非常に痛いところでしょう。
右サイドバックの酒井も足を痛めているようですし、何よりも暑さの中での過密日程ですから、疲労の蓄積もあります。
このボランチ不足を含む選手起用の問題は、決勝での采配に大きく影響すると思います。
GK権田が下手で危なっかしい
イラン戦は全体的に引き締まったゲームでしたが、GKの権田に関しては、ミスパスからピンチを招き危うく失点しそうになるシーンがありました。
実は似たようなプレーはベトナム戦でもあったのですが、これはもはや足技が下手なのではなく、状況判断が下手なのではないでしょうか。
日本代表としての経験は浅いものの、GKとして長くやってきている訳ですから、いまだにミスパスからピンチを招くようなことが続出するようでは、ここが権田という選手の限界な気がします。
これはシュミット・ダニエルも含めた若いGKにとってはチャンスだと思うので、どんどんアピールして権田から正GKの座を奪ってほしいものです。
その意味では、今後東京五輪に出場するGKに注目していってもいいかもしれませんね。
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