1月21日、サッカー日本代表がサウジアラビアと対戦し、冨安のゴールで1-0で勝利しました。
相手にボールを持たせる守備がある程度機能していましたが、森保監督の選手交代が遅く、後半は攻められっぱなしでした。
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サッカー日本代表アジア杯、サウジアラビア戦のスタメン
まずは、1月21日に行われたアジア杯サウジアラビア戦のスタメンから見てみましょう。
<GK>
12 権田修一
<DF>
5 長友佑都
19 酒井宏樹
16 冨安健洋
22 吉田麻也(Cap)
<MF>
6 遠藤航
7 柴崎岳
8 原口元気
9 南野拓実
21 堂安律
<FW>
13 武藤嘉紀
控えメンバー
<GK>
23 シュミット・ダニエル
<DF>
2 三浦弦太
3 室屋成
4 佐々木翔
18 塩谷司
20 槙野智章
<MF>
10 乾貴士
14 伊東純也
<FW>
11 北川航也
15 大迫勇也
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スタメン出場が期待されていたFWの大迫勇也ですが、スタメンではありませんでしたね。
前日には全体練習に復帰していたそうですが、やはりまだ全力で戦えるレベルにはないのでしょうね。
その大迫のポジションには武藤が入りました。
FW登録は大迫の他には武藤と北川がいる訳ですが、大迫が使えない現状では武藤がベストチョイスでしょうね。
(北川はこれまでの試合でチャンスを生かしきれなかった点がマイナス評価だったのでしょう)
中盤はボランチに柴崎と遠藤。
前線には原口、南野、堂安と、現状ではこれがベストメンバーだと思います。
最終ラインは酒井宏樹、吉田麻也、冨安健洋、長友佑都の4人となりました。
アジア杯からは槙野智章よりも冨安健洋の方がレギュラーになっていますね。
まだ20歳なので、今後のが非常に楽しみな選手だと思います。
GKは権田修一がスタメンでした。
前節で好調だったシュミット・ダニエルのスタメンも予想されていましたが、森保監督は権田を信頼しているようです。
たしかに、現状では技術の面で権田が上ですが・・・
対戦相手がもっと高さのあるチームだったらシュミット・ダニエルがスタメンだったかもしれませんね。
相手にボールを持たせる守備ができた点は評価
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サウジアラビア戦で一番驚いたのは、日本代表の守備です。
従来の日本代表といえば、前線から中盤で激しいプレッシャーをかけてボールを奪うチームでした。
あるいは、ボールを保有する時間を長くして、相手に攻撃させないことで守っていました。
しかしサウジアラビア戦では、日本代表は下がりめにポジションをとり、相手にボールを持たせる守備をしていました。
試合会場は非常に暑かったので、体力の消耗を考えてのことでしょうが、日本代表がこの守り方をするのは珍しいですよね。
格上の相手に完全に支配されることで守備に徹することはありましたが、それとはあきらかに質が違いました。
この戦い方ができるのであれば、今後のW杯予選でもかなり有効に機能するのではないでしょうか。
(前線からプレッシャーをかける守備はスタミナを大きく消耗しますからね)
欲を言えば、守りきった後のGKのフィードとそれをキープするFWのポストプレーにもっと精度がほしいところです。
前線にボールをキープできる選手がいない
相手にボールを持たせる守備が機能していた日本代表。
なので、攻められているようにみえても、内容は悪くなかったと思います。
ただし、ボールを奪った後にキープできる選手がいないというのは、この守り方をする上で致命的ですよね。
大迫がいれば少々厳しいボールでもしっかりとおさめてくれるのですが・・・
残念ながらサウジアラビア戦では大迫がいなかったため、クリアしたボールを拾われ、再び攻撃を受けるという展開が続きました。
いくら相手にボールを持たせているとはいえ、これでは日本代表も消耗してしまいます。
結果として、後半はひたすら守るだけの展開になってしまいました。
(武藤と南野がサウジアラビアを相手にここまでキープできないとは、森保監督も思っていなかったでしょうね・・・)
森保監督は選手交代が遅い?!
後半は攻められっぱなしだった日本代表。
それを打開すべく、森保監督は南野に変えて俊足の伊東を入れてきました(後半31分)
大迫のようなポストプレーではなく、スペースに蹴りだして伊東を走らせる作戦だったと思われます。
また、後半43分に堂安にかえて塩谷を、アディショナルタイムには武藤にかえて北川を入れました。
しかし、現地の暑さは選手の消耗度、試合の流れを考えると、もっと早くに選手交代しても良かったはずですよね。
森保監督なりに試合展開を考えてのことだと思いますが、アジア杯初戦から選手交代が遅いのが目立つように思います。
グループリーグの時点では乾が「なぜ交代枠を残すのか?」と森保監督に質問したそうですが、選手としても疑問に感じる部分があるのかもしれませんね。
ここからは日程がどんどん過密日程が続きますから、控えのメンバーを上手く使っていかないと優勝は厳しいでしょう。
その意味では、次戦が大きく格下のベトナムであるという点は、日本代表にとって非常にラッキーといえそうです。
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