1月13日、サッカー日本代表がアジア杯の二戦目を迎え、オマーンと対戦しました。
大黒柱のFW大迫が怪我のため欠場となったこの試合、北川や武藤がどこまで機能するかに注目が集まっていました。
結果は1-0で日本の勝利でしたが、北川と武藤は期待したほどのプレーではなかったようです。
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サッカー日本代表アジア杯、オマーン戦のスタメン
まずは、1月12日に行われたアジア杯オマーン戦のスタメンから見てみましょう。
<GK>
12 権田修一
<DF>
5 長友佑都
19 酒井宏樹
16 冨安健洋
22 吉田麻也(Cap)
<MF>
7 柴崎岳
6 遠藤航
8 原口元気
9 南野拓実
21 堂安律
<FW>
11 北川航也
控えメンバー
<GK>
23 シュミット・ダニエル
<DF>
2 三浦弦太
3 室屋成
4 佐々木翔
18 塩谷司
20 槙野智章
<MF>
10 乾貴士
14 伊東純也
17 青山敏弘
<FW>
15 大迫勇也
13 武藤嘉紀
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右臀部の打撲が再発したFWの大迫勇也はベンチ。
替わりにFWに入ったのは北川でした。
ネット上では武藤を推す声が多かったように思いますが、どうやら森保監督は北川がお気に入りのようですね。
中盤のボランチには初戦を発熱のために欠場した遠藤が入りました。
初戦では柴崎と冨安のバランスがやや悪かったのですが、この点は遠藤が入ったことで改善したようです。
その他、二列目には堂安、南野、原口と、初戦と同じメンバーが。
大迫がいないので、左サイドに乾をいれて攻撃を組み立てる手もあったと思いますが、森保監督のイメージにはそういうプランはなかったようです。
DFにはセンターバックに吉田と冨安が入りました。
北川同様、冨安も森保監督のお気に入りのようですね。
二人とも年齢が若いので、将来性も考慮してのことだと思います。
たしかに、冨安は高さがあるので、世界の強豪と戦う上では、是非とも成長してほしい選手です。
GKは初戦と同じく権田でした。
初戦では不安定なプレーが目立ちましたが、東口のコンディションが万全ではないということで、引き続きスタメンに入っています。
アジア杯オマーン戦の内容
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初戦のウズベキスタン戦で負けているオマーン。
本来ならばウズベキスタン戦で引き分けて、日本戦も引き分けを意識しながら守備的に戦いたかったはずです。
しかしこの日は、日本戦に勝たなければグループステージ敗退が濃厚になるということで、前線から激しく守備をしてくる戦術を採用していました。
ただ、日本はどちらかというと、こういう前から守備をしてくる相手の方を得意にしているんですよね。
なので、オマーンが攻撃的にいかざるを得ない状況になったというのは、日本にとってラッキーだったと思います。
実際、前半から日本は南野が裏に飛び出す動きをみせて、何度もチャンスを作っていました。
オマーンのカウンターを喰らうシーンもありましたが、主導権は日本が握っていたといっていいでしょう。
その結果、前半に日本がPKを獲得し、先制しました。
ただし、このPKに関しては、PKとなるほどの反則ではなかったようにみえました。
逆に、前半終了間際の長友は明らかにハンドを犯していましたが、PKにはなりませんでした。
その意味では、主審の不安定なジャッジに助けられた試合だっといえそうです。
大迫の代役北川。ほとんど見せ場なし
前半から日本が攻勢だったことで、「大迫がいなくてもイケる!」と思った人もいたかもしれまん。
しかし、実際には、北川が機能したとはいえませんでした。
裏に飛び出す動きをする南野に対して、北川は足元にボールを欲しがっていたようですが、味方からパスがくることはほとんどありませんでしたよね。
大迫と北川ではプレースタイルが異なるので、単純に同じ活躍を期待する訳にはいかないのですが、それにしてもボールに触る回数が少なかったですよね。
森保Jが発足して以来、代表として出場するようになった北川ですが、現状では実力不足だと思います。
実際、日本がチャンスを迎えたシーンは南野が中心となって演出したものでしたし、北川自身は後半早々に武藤と交代となっています。
北川と交代した武藤はどうだったか?
さて、実力不足を露呈した北川に替わって入った武藤ですが、こちらもアピールできたとは言い難い出来だったように思います。
オマーン陣内にはスペースが沢山ありましたから、裏をとるなり、ドリブルを仕掛けるなり、FWとしてやれることは多かったと思うのですが、どうにも周囲のメンバーとの連携が上手くいっていない感じがありました。
北川よりは武藤の方が良い動きをしていたように見えたので、今後連携を深めていけば、大迫不在時の1トップとして一番可能性が高いかもしれませんが・・・
(とはいえ、大迫のような巧みなポストプレーは武藤には期待できません)
結局オマーン戦は1-0で勝利となったのですが、よく考えれば疑惑の判定によるPKであげた1点のみですし、後半は攻め手を欠き、みどころの少ない展開となりました。
それにはFWの北川や武藤が機能していないことが原因の一つとなったようです。
FWの人材不足・実力不足は本ブログでも再三指摘してきましたが、やはりこのままでは問題があるでしょうね。
北川と武藤に関しては、このアジア杯のうちにもうワンランク成長してほしいところです。
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