膝の手術を行い、巨人から自由契約となっていた上原浩治投手が、再契約を結びました。
背番号は往年の19ということで、かつてのファンは喜んでいることでしょう。
プロテクト対策のために自由契約になっていたという説もありますが、気になる怪我の具合はどうなんでしょうか?
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上原浩治が巨人と再契約!背番号は19
2018年シーズンを36試合、0勝5敗14ホールド、防御率3.63の成績で過ごした上原浩治投手。シーズン中盤から打ち込まれことが目立ちましたが、それは左ひざの怪我が原因だったと言われています。
そのため、オフに入って早々に左膝を手術していましたが、巨人からは自由契約となっていました。
「上原の年齢から考えると自由契約は妥当な判断」という意見があるなか、「育成に落として怪我の回復を待てなかったのか?」「巨人は冷たい」などという意見もでていました。
一方の上原浩治投手は、無事に手術を終え、怪我の回復が順調であることと、「12球団OK」という意思を見せていましたが、巨人と再契約を結ぶことになったようです。
背番号はかつてつけていた19。
菅野投手が18番に変わったことで空き番号となっていた訳ですが、勘のいいファンのなかでは「上原が戻ってくるために空けたのでは?」と言われていました。
(これはグッズが売れるでしょうね)
ちなみに、1年契約で年俸は5000万円とのことです。
上原浩治投手の自由契約はプロテクト対策だった?
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無事に巨人と再契約を果たした上原浩治投手ですが、そもそも自由契約になったこと自体が不自然でもありますよね。
功労者でもあることから、年俸を下げて怪我の回復を待つこともできたはずです。
また、手術を終えたばかりのこの時期に、復帰できると巨人が判断したことにも疑問が残ります。
そこで浮上してきたのが、「プロテクト対策説」です。
シーズン中から丸選手や炭谷選手のFAが噂されており、巨人としては獲得の意思があったと思われます。
しかし、FAで選手を獲得するとチーム内から人的補償として、誰かを移籍させることになります。
その際に人的補償対象者から外すのがプロテクトリストなのですが、その枠は28名しかありません。
つまり、上原浩治投手を自由契約にしておけば、プロテクトリストに載せる必要はなく、巨人としては有利だった訳です。
40代という年齢と膝の手術という状況、そして2018年の成績を考えれば、他球団が人的補償に上原浩治投手を選ぶ可能性は低いと思います。
とはいえ、人的補償に指名されれば球団も選手本人も拒否することはできない訳ですから、万が一という事態も考えられます。
こうした事態を避けるために、巨人はあえて上原浩治投手を自由契約にしていたとも考えられる訳です。
これに対して上原浩治投手本人は、
「皆さん、おはようございます! 今朝の新聞に出てる通り、来年もジャイアンツにお世話になります。いろんな意見があるのは承知ですが、応援してくれると嬉しいです。よろしくお願いします」
とコメントを出しています。
「いろんな意見があるのは承知ですが・・・」と書いているあたりが意味深ですよね^^;
まさにFA制度の盲点をついた戦略ですが、「上原は巨人が似合う」と考えているファンは多いので、頭脳プレーといえそうです。(本当にプロテクト対策だったとすれば、の話ですが)
上原浩治投手の怪我の具合は?
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こうして巨人と再契約できた上原浩治投手ですが、気になるのは怪我の具合ですよね。
「2019年シーズンにまにあうのか?」「戦力として計算できるのか?」という疑問がでてきます。
この怪我の具合に関して上原浩治投手は、
「ジョギングも始めました。走ること以外のトレーニングはいつもと変わらない感じです」
と報告しています(12月上旬)
これを読むと手術後の経過は順調のように思えますよね。
ただし、
「でもやっぱり走れないのはツライね。走ること、投げることで身体を作ってきた自分にとっては、いまの状態から1日でも早く万全の状態に近づけれるようにしたいと思ってます」
ともコメントしています。
また、
「焦りはもちろんあります。でも成るようにしか成らない。前にも言いましたが… 諦めず、やることをやってれば、何かしらいいことがあるはず! 頑張ろう!」
と語っています。
これらを読むと、ジョギングはできるがそれ以上の負荷はかけられない、という状態であることが読み取れますし、本人も万全の状態から程遠いことは自覚しているようです。
つまり、まだまだリハビリの段階で、本格的なトレーニング開始には至っていないということになります。
この間は膝の周りを中心に足腰の筋力が低下していくでしょうから、無理をすると別の箇所を怪我する可能性もあります。
そう考えると、春のキャンプには間に合わないような気がするのですが・・・
上原浩治投手の状態が上がってくるのは、気温が高くなりだす6月頃になってしまうかもしれません。
それでも、2018年よりも精度の上がった投球を披露してくれるのであれば、ファンとしては楽しみですよね^^
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