今オフに大型補強を敢行している巨人ですが、今度はマリナーズを退団した岩隈久志を獲得したことを発表しました。
岩隈久志は右肩を怪我して手術を行い、現在は復帰を目指しているところですが、果たして投げられる状態にあるのでしょうか?
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岩隈久志が巨人に入団
岩隈 久志(いわくま ひさし)は1981年4月12日生まれ、東京都東大和市出身です。
1999年度のドラフト会議にて当時の大阪近鉄バファローズから5位指名を受けて入団しています。
プロ初登板は2001年の日ハム戦。
2002年からは先発の一角を任されるようになり、以降、何度も開幕投手を務めるなど、チームのエースとして活躍しました。
また、2012年からメジャーリーグのシアトルマリナーズに移籍。
2015年にはノーヒットノーランも達成しています。
そんな岩隈久志は2018年9月にマリナーズからの退団が報じられ、楽天、オリックス、西武が興味を示していると言われていました。
中でも古巣となる楽天への復帰が濃厚だとされ、各スポーツ紙もそう思い込んでいたと思いますが・・・
まさかの巨人入団となりました^^;
巨人には資金力がありますし、投手の補強がまったく進んでいなかったので、冷静に考えれば十分にあり得る話ですよね。
とはいえ、楽天でほぼ決まりだと報じられていただけに、驚いたファンが多かったのではないでしょうか。
2009年のWBCでは当時の原日本代表監督のもとで世界一になっていますから、今回の巨人入団に際しても、原監督の意向が強く働いたのかもしれませんね。
それにしても、丸佳浩選手、炭谷銀仁朗捕手、ビヤヌエバ選手、中島裕之選手、そして岩隈久志選手と、一気に豪華な顔ぶれとなりましたね。
7~8年程前の日本代表チームのようで、また批判を受けそうです(笑)
もっとも、2018年で37歳となった岩隈久志投手を獲得するくらいならば、オリックスを自由契約になっていた阪神入りした西勇輝投手にも興味を示してしかるべきだったと思うのですが・・・
このあたりも原監督の好みが強く働いたのかもしれませんね。
岩隈久志、メジャー時代の成績は?
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それではここで、岩隈久志投手のメジャー時代の成績を確認してみましょう。
<2012年>
9勝5敗2S 防御率3.16 投球回 125 1/3 奪三振101
<2013年>
14勝6敗0S 防御率2.66 投球回 219 2/3 奪三振185
<2014年>
15勝9敗0S 防御率3.52 投球回 179 奪三振154
<2015年>
9勝5敗2S 防御率3.16 投球回 125 1/3 奪三振101
<2016年>
16勝12敗0S 防御率4.12 投球回 199 奪三振147
<2017年>
0勝2敗0S 防御率4.35 投球回 31 0/3 奪三振16
<2018年>
登板なし
2016年までは非常に良い成績ですよね。
抜群の制球力を生かして先発ローテーションの一角を担っており、メジャーで活躍した日本人の一人といえるのではないでしょうか。
岩隈久志は2017年オフに右肩を手術している。
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さて、2016年まで好成績を残してきた岩隈久志投手ですが、2017年に右肩を怪我してからは、成績うんぬんの前に、そもそもメジャーで登板すらできていません。
巨人ファンとしては現在どこまで怪我から回復しているのか、という点が気になるところですよね。
分かっていることは、岩隈久志投手は2017年オフに右肩を手術し、その後リハビリを開始。
2018年4月から打者を相手に投げ始めたものの、なかなか状態があがってこず、それがマリナーズを退団する直接の原因となったと言われています。
実際、2018年9月に3Aの試合に登板していますが、球速がまったく出ておらず、本調子には程遠いようです。
マリナーズの監督も「(岩隈久志は)怪我さえなければ・・・」という主旨のコメントをしており、思うように回復していない様子が伺えます。
それを考えると、「ちゃんと投げられるようになるのか?」という点は非常に疑問ですよね。
岩隈久志投手は2019年には38歳になりますから、当然全盛期ほどの身体能力はありません。
その上、2017年からまともにシーズンを送っていないとなると・・・どうなんでしょうか^^;
経験や技術は申し分がないですからチームとして吸収するものはあると思います。
また、田原投手が契約更新の際に指摘したブルペンでの準備の問題なども、メジャー式に変える必要があると指摘されており、岩隈久志投手から話が聞けるかもしれません。
こうした間接的な効果は高いと思いますが、実質的な戦力としてはまだまだ未知数、というのが現在の正直なところでしょう。
似たような例として現中日の松坂投手がおり、見事にカムバックしていますが、リスクが高いことは間違いないですよね。
それは巨人も分かっているはずですし、そもそも故障明けなのでで無理をさせる訳にもいきません。
となると、今オフ中にもう一人くらい投手を補強するかもしれませんね。
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