11月20日、サッカー日本代表がキルギスと対戦しました。
結果は4-0で日本の勝利。
控え組の底上げを狙った試合でこのスコアは上々な気もしますが、スタメンで出場した杉本健勇はさほどアピールできず、FW不足の解消には至りませんでした。
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サッカー日本代表、キルギス戦のスタメン
【GK】
権田修一(=鳥栖)
【DF】
室屋成(=FC東京)
三浦弦太(=G大阪)、
槙野智章(=浦和)
山中亮輔(=横浜)
【MF】
三竿健斗(=鹿島)
守田英正(=川崎F)
伊東純也(=柏)
北川航也(=清水)
原口元気(=ハノーバー)
【FW】
杉本健勇(=C大阪)
<控えメンバー>
【GK】
1 東口順昭(=ガンバ大阪)
23 シュミット・ダニエル(=ベガルタ仙台)
【DF】
19 酒井宏樹(=マルセイユ/フランス)
22 吉田麻也(=サウサンプトン/イングランド)
4 佐々木翔(=サンフレッチェ広島)
【MF】
6 遠藤航(=シント・トロイデン/ベルギー)
7 柴崎岳(=ヘタフェ/スペイン)
21 堂安律(=フローニンゲン/オランダ)
9 南野拓実(=ザルツブルク/オーストリア)
10 中島翔哉(=ポルティモネンセ/ポルトガル)
【FW】
大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)
16日に行われたベネズエラ戦からスタメンを全員入れ替えた布陣となりました。
「アジアカップに向けてもう一チーム作れるくらいになりたい」と森保監督が語っていましたが、そのコメント通り、控え組の底上げを意図したスタメンになっていたと思います。
キルギスが弱かった!
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さて、アジアカップに向けての調整として、控え組のテストとなったこの試合ですが、思った以上にキルギスが弱かったですよね。
FIFAランキング50位の日本代表に対して、キルギスは90位ですから、好ゲームになるとは思っていませんでしたが・・・
中央アジア独特の体の強さや球際の強さ、寄せの速さはあまり感じられませんでした。
特に前半は、日本のボランチ(三竿健斗と守田英正)に対するチェックが少なく、日本にとっては非常に楽な展開だったと思います。
なので、日本が失点する雰囲気はありませんでした。
(ただし、後半はキルギスが前からボールを奪いにきたため、苦戦するシーンがありました)
停滞気味だった日本代表の攻撃
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さて、非常に楽な展開となったキルギス戦ですが、その割には日本代表の攻撃が停滞していたように思います。
森保監督になってからは前線の選手が積極的に仕掛けるというのが最大のウリになっていましたが、この試合ではそういった場面が少なく、ボランチ付近で横パスを回す時間が長くなっていました。
スタメンの伊東や原口は突破力を持っているので、もっと仕掛けるシーンがあっても良かったと思います。
また、ボランチからFWへの効果的な縦パスが少なかったのも、攻撃が停滞した原因だと思います。
大迫、中島、南野、堂安、柴崎の5人が揃った時と比べると、キルギス戦のスタメンは攻撃の面でかなり劣っていたのは間違いないでしょう。
実際、後半にキルギスに押し込まれた時点で大迫、中島、南野、堂安、柴崎の5人が投入された訳ですが、あっという間に流れが変わり、2点を追加しています。
追加点がとれたのは良いことなのでしょうが、大迫、中島、南野、堂安、柴崎の5人が揃わないと攻撃が組み立てられないというのは、かなり問題があるのではないでしょうか。
解説を務めた福田正博氏も、
「(大迫、中島、南野、堂安、柴崎らは)変えが利かないし、明らかに流れが変わった」
とコメントしていました。
おそらく、この試合を観ていた人の大半が同じ感想を持ったことでしょう。
課題のFWは杉本健勇がスタメンだったが・・・やはり下手
大迫、中島、南野、堂安、柴崎らが軸であることが改めて証明されたキルギス戦でしたが、控え組として頑張って欲しかったのがFWの杉本健勇ですよね。
というのも、一番変えが利かないのがFWの大迫だからです。>
杉本健勇自身も、
「ダメだったらいい選手が選ばれるだけ。いい危機感を持ちながらやらなきゃいけない」
「チームのために走ること、そしてハードワークすることによって結果につながる」
などと意気込みを語っていましたが・・・
実際にはあまりアピールできなかったように思います。
1点目のアシストをしたところまでは良かったのですが、それ以降は無難なプレーばかりで、日本代表の攻撃が停滞する原因の一つになっていました。
それを森保監督も見抜いていたのか、後半早々に大迫と交代となっています。
結局、この試合のキルギスレベルであれば通用するものの、それ以上になると杉本健勇では厳しいという印象がより強くなったように思います。
恐らくアジアカップのメンバーにも選ばれるのでしょうが、大迫と比べるとかなり下手なようですね^^;
今の杉本健勇の実力ならば「日本代表にはいらない」と言いたいところですが、かといって他に選択肢がないのも事実です。
キルギス戦はアジアカップ前の最終戦でしたが、この試合で杉本健勇の下手さが浮き彫りになってしまいました。
結局大迫の変わりが見つからないままアジアカップに投入することになったのですが、これが勝敗に大きく影響するかもしれませんね。
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