巨人の上原浩治投手が膝の手術を受けることを告白しましたね。
2018年シーズンは成績不振でしたが、どうやらその原因は膝の故障にあったようです。
本人は現役続行を希望しているようですが、復帰の目途がたたず引退の可能性もありそうです。
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巨人上原浩治投手の2018年の成績
開幕直前にメジャーリーグから古巣の巨人に復帰した上原浩治投手。
2018年シーズンは、日本人初となる日米通算100勝100セーブ100ホールドを達成するなど、まさに偉大な投手の一人です。
しかし、1年を通してみると活躍したとまでは言い難く、むしろ大事な場面で打ち込まれることが多かったように思います。
そこで2018年シーズンの上原浩治投手の成績を振り返ってみましょう。
試合数 36
投球回 34回2/3
勝敗 0勝5敗
ホールド 14
セーブ 0
被安打 32
被本塁打 5
奪三振 24
四死球 7
失点 14
自責点 14
防御率 3.63
この数字をみると四死球が少ないのはさすがだと思います。
また、140㎞に届くかどうかという球速で24奪三振というところに投球術の上手さがでているようです。
しかし、0勝5敗というところが引っ掛かりますよね。
基本的に競った試合は勝ちパターンで起用されることが多かった上原浩治投手ですから5敗はいただけません。
さらにいうと防御率も日本球界でプレーした中では自身ワースト3位となっています。
(ワーストは2001年の4.02)
2017年のメジャーリーグでの防御率が3.98ですからこの1年で大きく劣化した訳ではないようですが、全盛期の投球を知っている巨人ファンにとっては物足りない成績に感じることでしょう。
上原浩治の成績不振は左膝の故障が原因?オフに手術
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さて、決して良い成績とは言えなかった(むしろ不振だった)2018年の上原浩治投手ですが、その原因は当初「満足のいくキャンプができなかったから」あるいは「ボールやマウンドが日本とアメリカでは違うから」等といわれていました。
実際にはこれらのことも大なり小なり影響したかもしれませんが、上原浩治本人によると、「オールスター前ぐらいから、ひざの調子が良くなく、だましだましのピッチングが続き球威も全然出なくなってたし、身体のバランスが悪かった」とのことです。
たしかに7月27日に出場選手登録を抹消されているのですが、どうやらそれは治療のためだったようです。
当時はそのような報道はでていなかったのできっと隠していたのでしょうね。
さらに上原浩治投手は「テーピングをぐるぐる巻きにして、痛み止めを飲んだりしてたんですが、このオフに手術をすることに決めました」とも語っています。
上原浩治投手が打たれだしたのは4月末頃からでしたら、もしかするとその頃から違和感があったのかもしれません。(あるいは打たれるような悪い投球フォームをしていたことが7月になって膝に影響してきたのか・・・)
メジャーのマウンドは傾斜が急で硬いと言われているので、そんなことも徐々に膝にダメージを与えていたのかもしれませんね。
こうして手術することを発表した上原浩治投手に対してファンは、
「今年は腰が沈まない投球が気になっていた」
「上半身が突っ込むような投球が多かった」
「ストレートが高めに浮いていたけど、膝が痛かったからなのか」
などと分析しています。
たしかに、すべての投球が高めに寄っていましたよね。
そのため変化球が見切られやすく、打ち取るのに苦労していた印象があります。
現在では私生活の方にも影響するほど状態が悪いようで、手術をしないと来年以降のプレーができないと考えたのでしょう。
巨人上原浩治の手術後は復帰の目途なく引退?
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さて、オフに手術をすることを決めた上原浩治投手ですが、「膝が治らないことには先に進むことが出来ません。だから、来年がどうとか、いまの段階では何も分からないです」と語っています。
と同時に、「やり残したことがあるし、気持ちはやりたいって思ってますが、これは相手があることなんで、どうなるかは…」とも語っています。
どうやら現役続行の意思はあるようですが、手術をして以前と同等かそれ以上の結果を出したベテラン選手は殆どいません。
むしろ、思うように手術後のリハビリが進まなかったり、故障箇所をかばううちに他の箇所を故障するケースが多いように思います。
最近では杉内俊哉投手や山口鉄也投手、西村健太朗投手がそのような感じでしたよね。
そして3人とも今シーズン限りで引退しています。
それを考えるとすぐに引退ということはないにしても、来シーズン中に復帰できずにそのまま引退になってしまうケースは充分に考えられます。
できればメジャーリーグで磨いた投球術をもっと万全の状態で発揮してほしかったのですが、もしかするともう見れないかもしれませんね。
とにもかくにもしっかりと手術して焦らずにリハビリに励んでほしいですね。
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