新垣結衣主演のドラマ「獣になれない私たち」の第二話が10月17日に放送されましたが、視聴率は初回から3%も急落し8.5%でした。
初回放送はパワハラの描写が不評でしたが、今度は「そもそも脚本が面白くない」との声が多いようです。
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新垣結衣主演のドラマ「獣になれない私たち」は初回から不評だった
初回視聴率11.5%でスタートしたドラマ「獣になれない私たち」。
新垣結衣主演の恋愛ドラマということでかなり前評判が高かった割には、視聴率はいまひとつでした。
しかも初回放送後には、
「パワハラやセクハラが酷い」
「期待していた内容じゃなかった」
などの批判が多く出ていて、二話目の視聴率が懸念されていました。
その第二話ですが、回想シーンで、新垣結衣と田中圭の馴れ初めを描き、キスシーンまであったのですが、視聴率は8.5%と初回から急落してしまいました。
「おっさんずラブ」以来人気急上昇中の田中圭と新垣結衣のキスシーンとあって話題性はあったと思うのですが、それでも視聴率が大きく落ちるということは、もっとほかのところに問題があるのかもしれませんね。
ドラマ「獣になれない私たち」の視聴率急落は脚本が面白くないから
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第二話の放送後、ネットに寄せられた視聴者のコメントを見てみると、「脚本が面白くない」という意見が非常に目立ちます。
「観ていてスッキリしない」
「ダラダラとした展開が続く」
「どこに面白みがあるのか分からない」
などの理由が書かれていることが多く、全体的に「面白くない」という評価になっているようです。
実際、私も初回から観ているのですが、二話とも見せ場のないまま終わったような感じがします。
もしかしたら初回は新垣結衣が待遇改善を求めたラストシーンで視聴者をスッキリさせようという意図があったのかもしれませんが・・・
そもそもこのドラマは新垣結衣と松田龍平の「ラブかもしれないストーリー」というキャッチフレーズなので、この二人の今後を匂わせるようなシーンで締めてほしいと思った人が多かったのではないでしょうか。
ところが脚本上はラブストーリーよりも、自分らしく生きる人間に成長していくという方に重きが置かれているようで、その点が視聴者のニーズとマッチしていないように感じます(今後はどんどんラブストーリー寄りになっていくのかもしれませんが・・・)
脇役のキャラクターも視聴率急落の原因か
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さて、脚本が面白くないと言われているドラマ「獣になれない私たち」ですが、実は脇役のキャラクターも不評です。
そのなかでも犬飼貴丈演じる無責任な新人営業マンと伊藤沙莉演じる無気力な中堅社員のキャラクターは初回放送後からかなり批判されていました。
「いくらドラマでもあんな社員いない」
「観ていて腹が立つ」
「水曜日の夜にイライラさせられる社員の姿は観たくない」
「あまりにも現実味がない」
などなど、「ドラマだとは分かっているけど・・・」という意見が多いようです。
伊藤沙莉の演技が上手すぎるだけに、観ていて余計に腹が立ちますよね(笑)
例えば「獣になれない私たち」が痛快コメディだったとしたら、常識外れなキャラクターがいたとしてもほど良く感じられたことでしょう。
しかし、同ドラマにはそこまでのコメディ性がある訳ではなく、むしろ真剣に困難に立ち向かっていく姿がシリアスにも見えるほどです。
となると、現実味がなさすぎるキャラクターは作品の雰囲気に合わないのではないでしょうか。
また、新垣結衣が犬飼貴丈や伊藤沙莉にビシっと言わないことも、「観ていてスッキリとしない」と言われる原因かもしれません。
一般的なには「正しい行いをする主人公が間違った行いをするものを諭す」という分かりやすい展開が視聴者に喜ばれるものです。
それは昔のドラマである「水戸黄門」から最新ドラマの「リーガルV」や「相棒」に至るまで、ヒット作の鉄則だと思います。
その点、「獣になれない私たち」では新垣結衣演じる主人公が社内の人間に弱すぎるというかいい人すぎるというか・・・
そのせいで悪い行いをしている人達がいつまでも改心しないというのが視聴者にイライラを募らせているように思います。
前クールの「高嶺の花」よりも視聴率が悪い
これらの理由が大きく影響したのか、ドラマ「獣になれない私たち」の第二話視聴率は前クールの「高嶺の花」を下回ってしまいました。(高嶺の花の第二話は視聴率9.6%)
「高嶺の花」も「面白くない」「石原さとみの相手役が生理的に無理」等々、散々叩かれていましたが、新垣結衣を起用してその視聴率を下回ってしまったのは制作側としては予想外だったのではないでしょうか。
まして今回は「逃げ恥」の脚本家とのタッグということで本来ならば失敗するはずのドラマだったはずです。
翌日に放送されたドラマ「リーガルV」は第二話の視聴率が18.1%もありましたし、「相棒」も初回視聴率17.1%と好調なスタートを切ったことを考えると、明暗がはっきりとわかれてしまった感があります。
今後は脚本の見直しを行って少しでも視聴者が「スッキリと観れるドラマ」を目指してほしいですね。
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