昨年のドラフト2位の高評価で巨人入りした岸田行倫捕手。
同じく捕手でドラフト3位だった大城捕手が一軍で活躍しているのとは対照的に、ほとんど話題になっています。
どうやら怪我で出遅れたことが影響しているようですが、現在はどうしているのでしょうか?
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巨人、岸田行倫捕手のプロフィール
岸田 行倫(きしだ ゆきのり)捕手は1996年10月10日生まれです。
兵庫県川西市出身で高校時代は名門・報徳学園で2年連続甲子園出場を果たし、その後は、大阪ガスで社会人野球を経験しています。
強肩が一番の魅力だと言われている捕手で、2017年のドラフトで巨人から2位指名を受けました。
2017年の巨人といえば、レギュラーだった小林捕手がまったく打てずに批判が集まった年でしたから、社会人野球出身の岸田行倫捕手に即戦力として期待するファンも多かったと思います。
その一方で、2017年シーズン後半に宇佐美捕手が活躍したこと、ドラフト3位で大城捕手を指名したことなどから、
「巨人はこんなに捕手を揃えてどうするんだ?」
「誰か一人をちゃんと育てる気があるのか?」
等とも言われていました。
宇佐美捕手や大城捕手やバッティングセンスに非凡なものがあるので、ドラフト会議の時点では外野手か一塁手へのコンバートを考えていたのかもしれませんね。
そうなると、年齢的に一番若い岸田行倫捕手にはじっくりと二軍で経験を積ませ、いずれ小林捕手から正捕手の座を引き継ぐ可能性も考えられます。
岸田行倫捕手は春季キャンプで怪我をしていた
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さて、ドラフト2位の高評価で巨人に入団した岸田行倫捕手ですが、2018年シーズン終盤になっても一軍での試合経験はありません。
春季キャンプでは1軍に帯同していたので、開幕は無理でも夏頃から一軍に昇格する可能性があった訳ですが、、、
実は岸田行倫捕手は春季キャンプ終盤にコンディション不良、つまり怪我をして3軍に降格していたのです。
幸い、大きな怪我ではなかったようですが、1年目のキャンプといえば非常に学ぶものが多い時です。
そこで満足に練習できなかったのは本人にとっても巨人にとっても痛かったでしょうね。
同時期、宇佐美捕手も怪我で出遅れていたため、岸田行倫捕手にとっては格好のアピールの場だった訳ですが、そのチャンスを生かしたのは岸田行倫捕手ではなく、バッティングのよい大城捕手でした。
結局、岸田行倫捕手が実戦に復帰したのは4月10日の三軍戦。
その後、二軍の試合に出場したのは5月17日のことでした。
現在一軍では、小林捕手、宇佐美捕手、大城捕手の3人が定着していますが、岸田行倫捕手が怪我をしなければ、3人の中に入っていたかもしれませんね。
(捕球やリード面に課題があるとの指摘もありますが、一年目の捕手ですから仕方ないかと・・・)
岸田行倫捕手の現在までの二軍成績
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それではここで、岸田行倫捕手の現在の二軍成績を見てみましょう。
打数119 安打30 本塁打3 打点28 四死球19 盗塁0 打率.252
同じく巨人の二軍にいるプロ4年目の田中貴也捕手が60試合に出場。
岸田行倫捕手は46試合に出場となっていますから、怪我で出場していなかった期間も考えると、田中貴也捕手とほぼ同じだけ出場機会を与えられているようですね。
ちなみに田中貴也捕手の二軍成績は、
打数123 安打40 本塁打0 打点20 四死球15 盗塁2 打率.325
となっています。
打撃の上では岸田行倫捕手よりも田中貴也捕手の方がはるかに上回っていますね。
一軍では宇佐美捕手がイマイチな成績となっていますから、この数字なら田中貴也捕手は昇格しても良さそうな気がしますが・・・
恐らく岸田行倫捕手と同様に守備面での課題が大きいのでしょうね。
岸田行倫捕手の一軍昇格は来季からか?
さて、岸田行倫捕手が二軍で頑張っている間、一軍では大城捕手が活躍しています。
その一軍成績は、
打数170 安打46 本塁打4 打点17 四死球13 盗塁0 打率.271(9月16日時点)
となっています。
正直なところ、大城捕手が一軍でここまで打つとは思っていませんでした(^^;)
今シーズンの巨人はヤクルトや広島に打ち込まれることが多く、
「大城にスタメンを任せるのはまだ早い」
「打てなくても小林の方がいい」
などと言われることもあるのですが、現在巨人のチーム防御率は3.87でセリーグ唯一の3点台となっています。
大城捕手はここまで76試合に出場していますから、むしろよくやっていると考えるべきでしょう。
そんな大城捕手の予想以上の活躍で二軍にいる田中貴也捕手や岸田行倫捕手にチャンスが回ってこない訳ですが、来季になると状況が変わってくるかもしれません。
というのも、宇佐美捕手に外野手へのコンバートの噂があるからです。
どのチームでも打てる捕手が欲しい訳ですが、現在の巨人には宇佐美捕手と大城捕手の二人がいます。
特に宇佐美捕手は長打力があり、守備よりも打撃の方に魅力を感じます。
なので、宇佐美捕手を外野手にコンバートし、岸田行倫捕手を3人目の一軍捕手として帯同させることもあり得ると思います。
2018年シーズンの巨人はCS出場すら微妙な状態でとても新人捕手を試す余裕はないでしょうから、岸田行倫捕手には二軍でしっかりと練習して、来季以降に活躍してもらいたいですね。
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