視聴率がイマイチと噂の大河ドラマ「西郷どん」ですが、8月12日の放送からキーマンである岩倉具視が登場しました。
ただし、これを演じた鶴瓶が大阪弁であったり、イメージに合わない濃すぎるキャラであったことから「違和感がある」と指摘する声が多いようです。
<スポンサーリンク>
鶴瓶が岩倉具視役で西郷どんに出演。
大河ドラマ「西郷どん」はすでに「禁門の変」が終わり、いよいよ倒幕に向けて慌ただしくなってきました。
幕末好きの視聴者にとってはこれからが非常に楽しみなところだと思いますが、そんな物語のキーマンとなるのが、維新の十傑と言われ後の明治新政府に深く関わることになる公家の岩倉具視です。
「西郷どん」では恐らく最終回近くまで登場するはずですが、この岩倉具視役を演じるのが鶴瓶です。
鶴瓶と言えば、年に1~2本のペースでドラマや映画に出演しており、お笑い界の中では「演技派」として扱われています。
(本当に演技派かどうかは疑問ですが)
それだけに、岩倉具視をどう演じるのかと期待して観ていた視聴者が多かったのではないでしょうか。
鶴瓶の岩倉具視役に違和感!公家なのに大阪弁はおかしい!
好演が期待された岩倉具視役の鶴瓶ですが、放送後の視聴者の感想をみると、
「一人称が大阪弁なのはおかしい」
「イメージが違う」
「公家に見えない」
など、批判的な意見が多いようです。
確かに、京都生まれの岩倉具視が大阪弁を使うことには違和感がありますよね。
これまでの「西郷どん」は方言にリアリティがあり、「聞き取りにくい」と批判されながらも昔ながらの薩摩弁にこだわってきました。
にも関わらず、鶴瓶だけ大阪弁で方言の設定が合っていないことに疑問を感じる視聴率が続出したようです。
また、公家というと一般的に上品なイメージがある中、ドラマ内での鶴瓶の衣装はボロボロで、その雰囲気もあまり上品に感じられなかったことから、「イメージが違う」との指摘が出たようです。
実際の岩倉具視は公家とはいえ下級で貧乏だったそうなので、その史実に基づいた演出だったとは思いますが、そもそも鶴瓶自体に公家の雰囲気がないですよね(*_*;
岩倉具視役はミスキャストか?演技が濃すぎる
大阪弁や雰囲気に違和感があると指摘された鶴瓶ですが、そのせいかミスキャストを指摘する声もあります。
上の画像は若き日の岩倉具視を写した写真ですが、下級公家とはいえ、やはりそれなりの風格が感じられますよね。
その公家としての風格が鶴瓶に感じられないのが痛いところです。
さらにいうと、岩倉具視は1825年10月26日生まれですから、「西郷どん」の中ではまだアラフォーのはずです。
1828年1月23日生まれの西郷隆盛とほぼ同世代な訳で、鶴瓶が演じてしまうと年齢的にもミスキャストかと。。。(>_<)
岩倉具視役には野村萬斎あたりだったらハマっていたかもしれませんね。
また、鶴瓶の演技そのものも存在感が出過ぎるというか、演技が濃すぎるように感じられますよね。
そんな鶴瓶の演技を楽しむ人もいるようですが、策士として裏で糸をひくイメージの強い岩倉具視役となると、あまり存在感が強すぎるのも考えものです。
鶴瓶の濃すぎる演技は毎回同じ
<スポンサーリンク>
良くも悪くも存在感があると言われる鶴瓶の演技ですが、よく考えると演じ方が毎回同じですよね。
例えばドラマ「99.9」で演じた判事役では、表情が乏しく何を考えているか分かりにくい、そんな腹黒さがよく出ていました。(この時はハマリ役でしたよね)
その演技を覚えている人も多いと思いますが、「西郷どん」の岩倉具視役もほとんど同じ演技になっている気がします(笑)
鶴瓶がこのタイプのキャラクターしか演じることができないからなのか、たまたま似たようなキャラクターでオファーが多いだけなのかは分かりませんが、時代劇で歴史上の人物を演じるのであれば、鶴瓶らしさよりもその人物らしさを出してほしいものです。
演技が毎回同じという意味では木村拓哉や横山裕、山下智久などのジャニーズアイドルが有名ですが、鶴瓶は彼らに匹敵するようす。
視聴率が下がっている「西郷どん」。歴史好きにとっては物足らない?
<スポンサーリンク>
さて、鶴瓶の岩倉具視役も含めて視聴者から何かと不満が出ている「西郷どん」。
その視聴率は開始当初の14~15%台から徐々に下がり、最近では12%台となっています。
さらに岩倉具視が登場した8月12日の放送は10.3%まで落ち込み、かなり脱落者が多くなっています。
特に歴史好きの人からは「余分なエピソードが多い」との指摘があるようです。
たしかに、西郷隆盛という人物の恋愛や性格についての描写が多く、当時の時代の流れを描いたシーンは少なくっていますよね。
(こうした脚本には当初から疑問の声がでていました)
そのため、歴史好きの人よりも、江戸時代を舞台としたフィクションの人間ドラマが好きな人にウケが良いようです。
ただし、今のペースで低迷すると、史上ワースト3と言われた前クールの「おんな城主 直虎」を平均視聴率で下回る可能性があります。
戦国時代と並んで人気の高い幕末を舞台としたドラマでこれだけの低視聴率となると、やはり脚本の方向性に問題があったということでしょうね。
<スポンサーリンク>