4月12日、サッカー日本代表の新監督となった西野監督が会見を開き、目前に迫ったロシアW杯の戦い方について、自身の考えを述べました。
そこで今回は、見えてきた西野監督が考えるメンバー選考や戦術について書いてみたいと思います。
<スポンサーリンク>
サッカー日本代表西野監督が会見!
4月12日の会見では、コーチ陣の発表が主な内容となりました。
手倉森コーチが留任となった他、元GKの下田氏やU-21監督の森保氏が入閣。
全体的に将来を見据えたコーチ陣になったように思います。
また、この会見の中で西野監督は自身が目指すサッカーについても触れました。
西野監督の話をまとめると以下のようになります。
- ハリルホジッチ監督の縦へのサッカーは間違いではない
- だから必要な部分は継続していく
- しかし、今の日本には合っていない部分もある
- また、日本の技術力、規律などをベースにする必要がある
- 5月30日のガーナ戦のメンバー選考は今までの選手がベース
- そこに新しい選手も加えていきたい
- ハリルホジッチ監督が岡崎や香川を外したのはコンディションを考えてのことだった
- 今後はコンディション、実績、経験などを考慮して選考をする
前任のハリルホジッチ監督に敬意を表した言い回しにはなっていますが、選手達がハリルホジッチ監督に不満を持った理由の一つが戦術面であっただけに、ハリルホジッチ監督のように縦への早い攻撃に固執するサッカーにはならないと思われます。
その意味では「継続していく」としながらも、むしろ「今の日本には合っていない部分がある」というところに西野監督の本音があるように感じますね。
西野監督が考えるW杯召集メンバーの選考と戦術は?
<スポンサーリンク>
では、西野監督が考えるメンバー選考と戦術はどんなものになるのでしょうか?
「メンバー選考は今までの選手がベース」と本人が語っていますが、W杯までの期間を考えると、そうせざるを得ないでしょう。
1~2人程度の新戦力が加わることはあると思いますが、それらの選手が主力になるはずもなく、スタメンはほぼこれまで通りになるはずです。
(コンディション次第では岡崎と香川の復帰はありそうです)
ただし、システムと戦術は大きく変わることが予想されます。
まずシステムですが、ハリルホジッチ監督の4-2-3-1というシステムは両サイドを使った縦への早い攻撃に向いているシステムです。
しかし、西野監督は「日本の技術力をベースにする」と言っています。
これはおそらく日本のパスワークのことを言っているのだと思います。
となると、縦への早い攻撃よりも中盤でのパス回しが優先され、必然的に中盤の人数が多くなるはずです。
W杯までの期間が少ないことも考慮すると、4-4-2あるいは3-5-2といった比較的オーソドックスでやりやすいシステムになるのではないでしょうか。
このシステムにおいて、司令塔を中心にしたパスを回す攻撃と、人材が豊富な左サイドで縦への早い攻撃を組み合わせていくことが予想されます。
となると、トップ下は本田圭佑、2トップには大迫勇也と岡崎慎司、左サイドには原口元気や乾貴士といった攻撃陣が考えられますね。
とにもかくにも、監督としての評価が高い西野氏に期待したいですね!
<スポンサーリンク>