順調にスタートを切ったかに見える巨人ですが、エース菅野の調子が悪いですね。
二度目の登板となった4月6日も6回5失点となっており、開幕戦に続く乱調でした。
昨年のような制球力がなく、あきらかに球が浮いているようです。
これは新たに習得した新球シンカーが影響しているのかもしれません。
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巨人菅野が不調!制球力なくまたも乱調。
4月6日に今シーズン2度目の登板となった巨人菅野。
相性の良いヤクルト戦とあって楽勝だと思ったファンもいたと思います。
しかし、実際には初回から失点を重ね、結局6回5失点で敗戦投手となりました。
開幕戦も5失点しており、抜群の防御力を誇った昨年と比べると明らかに不調ですよね。
開幕戦の時は「緊張から本来の投球ではなかったのかも?」とも思いましたが、6日の内容をみているとそんな短期的な問題ではなく、もっと根本的な問題のようです。
表示される急速は昨年と同等ですし、捕手も昨年と同じ小林ですから、ここまで大きく変わる理由は別にあるということになりますよね。
巨人菅野、球が浮いて制球力がない!
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その理由として考えられるのが、「球が高めに浮く」という現象です。
本来の菅野はメジャーのスカウトが感心するほど制球力が良く、低めにボールが集まるのですが、今シーズンはとにかく球が浮いていて、お世辞にも制球力が良いとはいえません。
一つの試合の中で疲労と共に球が浮いてくるのは分かりますが、2試合続けて全体的に球が浮くというのは、もはや投球フォームに問題があると考えるべきではないでしょうか。
球が浮くのは新球の影響?
球が高めに浮く理由は、「下半身に粘りがない」「握力が落ちている」「投球の際のリリースポイントが早い」などが考えられます。
菅野の場合一番可能性が高いのが「投球の際のリリースポイントが早い」という点ですが、この原因を作ったのが、オフシーズン中に習得したという新球シンカーではないかと私は思います。
開幕戦の後に「今年の菅野はシンカーによって制球力を乱している可能性がある」という内容の記事を書きましたが、6日の試合を観て、ますますその可能性が高いと感じるようになりました。
シンカーはカーブやスライダーとは逆の曲がり方(シュートと同じ方向)をするボールですが、より大きく曲げるためには親指をほとんど使わず、薬指から抜いていくように投げます。
これを意識して練習した際、従来よりも早めにリリースする癖がついてしまったのではないでしょうか?
実際、開幕戦ではシンカーがすっぽ抜けて大きく高めに外れたシーンがあり、リリースポイントを随分早くして投げているように感じます。
もし、この仮説通りに今年の菅野はリリースポイントが早いのだとしたら、これは厄介な問題です。
このようにしてついてしまった癖は数日で直るものではないので、一度2軍に落として調整させる必要があるかもしれません。
若手が台頭してきた野手陣、上原の加入と澤村の復活で層が厚くなった中継ぎ陣に比べ、先発陣は畠の故障、マイコラスの退団などで比較的層が薄くなっています。
順調なスタートに見える巨人ですが、菅野で勝てないとなると大きく計算が狂ってきそうですね(^^;)
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