テレビ朝日が2月7日に放送した大相撲貴乃花親方の独占取材。
そこでは驚くような内容が語られていましたね。
貴乃花親方の話が真実であるとすれば、相撲協会の隠蔽体質や嘘が改めて明らかとなった放送だったと思います。
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貴乃花親方が理事選挙出馬の意図を告白
先日行われた相撲協会の理事選挙において、2票しか獲得できずに落選した貴乃花親方ですが、テレビ朝日の独占取材において語ったところによると、「落選することは分かっていた」そうです。
しかし、以前より相撲協会の在り方に疑念を抱いていた貴乃花親方は、「今の協会を律する必要がある」という姿勢示すために立候補したといいます。
要するに、「協会に対して異議あり!」ということをハッキリと示すために立候補した訳ですね。
貴乃花親方が日馬富士事件に関する協会の嘘を暴露
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貴乃花親方が協会に対して異議と不信感を強めたのが、貴ノ岩が暴行を受けたいわゆる日馬富士事件です。
貴乃花親方は同放送で日馬富士事件に関しても語っていましたが、その内容はこれまでマスコミによって報じられてきたものや協会から発表されてきたこととはかなり異なっていました。
まず、貴乃花親方が日馬富士事件における協会の調査に非協力的だと報じられてきましたが、実際には20回にもわたって意見書や陳述書等を提出していたことが分かりました。
しかし、それだけの資料が貴乃花親方側から提出されていたことを協会はこれまで一度も公表していませんでした。
また、貴ノ岩は暴行当時の様子と経緯をまとめた陳述書を提出していましたが、その内容と最終的に協会がまとめあげた報告書の内容には食い違いがあり、肝心な部分で被害者である貴ノ岩の証言が無視されていたことも分かりました。
(例:貴ノ岩によると、日馬富士がアイスピックを手に取って「殺してやろうか」と脅したとありますが、協会の最終報告ではそのような事実はないとされています)
そして放送された内容で最も驚くべきは、八角理事長らが貴乃花親方に対して、暴行事件の被害届を取り下げるように要請していた、ということです。
「内々で(丸く収めたい)」と言われたそうですが、横綱による暴行事件を内々でおさめようとするあたりが、協会の腐敗した考え方を物語っていますよね(>_<)
その後、貴乃花親方には降格処分が下される訳ですが、被害届を取り下げなかったことへの報復とも受け取れますよね。
これらはあくまでも貴乃花親方の主張が事実であるという立場から感じられることです。
なので、貴乃花親方が事実と異なることを語ったのであれば、また違った見解になってくる訳ですが・・・
個人的には貴乃花親方の主張は事実であるように感じました。
いずれにせよ、大相撲は公益法人として運営されている国技ですから、ファンを欺いたり、一部の幹部が保身のために事実を隠すようなことはしてほしくないですよね。
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