ドラマ「相棒16」がスタートしましたね。
毎回安定の面白さがある意味でマンネリとも言われていますが、今回は一味違った面白さがあって、マンネリを打破するために工夫してきたな、と感じました。
そんな「相棒16」初回のあらすじと感想をまとめてみました。
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水谷豊の「相棒16」初回のあらすじ
ある日のこと、特命係の水谷豊と反町隆史、そして捜査一課の二人が逮捕済みの被疑者中村俊介からから告訴されてしまう。
告訴の内容は、脅迫。
この告訴状は受理されない見通しだったが、特命係に恨みを持つ浅利陽介の計略で東京地検のが受理し、検事の田辺誠一が捜査に乗り出す。
事実無根な上に脅迫の証拠もないことから、最初は危機感の薄かった特命係だったが・・・
田辺誠一を裏で動かしていたのは、特命係の排除をもくろむ法務省のキャリア榎木孝明だった。
榎木孝明は過去の事件から水谷豊に対して激しい憤りを感じており、その復讐のために今回の告訴状をきっかけに特命係を違法捜査の罪で立件しようとしていたのだった・・・
初回のあらすじはこんな感じでした。
少々話が複雑ですが、要するに法務省キャリア榎木孝明が操る田辺誠一VS特命係という構図が物語の中心にあります。
水谷豊が何事件を解決していくいつものストーリーを期待していた人にとっては、「おや?」と感じる内容だったかもしれません。
しかし、そういった定番を期待せずに、一つの作品として考えた場合、なかなかよく練られた脚本だと思います。
(もっとも、第二話に続くのですが)
水谷豊の「相棒16」感想(ネタバレ)
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さて、初回をみた感想ですが「いつもとは一味違うぞ!」と感じました。
もちろん、面白かったという意味です。
「相棒」といば、捜査の過程で警察上層部や政治家の闇の部分に触れ、対立するストーリーが度々描かれてきました。
しかし、それはストーリーの脇道であって、本筋は水谷豊がその名推理で殺人犯を追いつめていくというものでした。
ところが今回は、殺人事件を利用して特命係を潰そうとするキャリア官僚と特命係の戦いがメインとなっています。
長いこと「相棒」シリーズを観てきて少々マンネリを感じていた私としては、このひねりのある脚本に刺激を受けました。
これからの半年間、殺人事件の解決以外にも法務省キャリア榎木孝明VS特命係という戦いがとても楽しみになってきました。
水谷豊の「相棒16」が面白い!
思い起こせば、昔の「相棒」には岸部一徳が出演していました。
時に水谷豊の味方であり、時に敵でもある。
そんな岸部一徳の微妙な立場を使って警視庁上層部や検察庁キャリアを巻き込んだ名作と呼ばれる回が何度も描かれてきました。
それが岸部一徳が降板したことによって、殺人事件を捜査・解決するだけのドラマに成り下がっていたように思います。
しかし、法務省キャリア榎木孝明VS特命係を明確に描いたことで、再び岸部一徳がいた頃の重厚なストーリーに戻るのではないか、、、
そう期待できるのです。
今後に向けて素晴らしい伏線をはることができただけに、それを上手に利用して久しぶりに面白いシリーズにしてほしいですね^^b