神戸製鋼といえば大手企業ですが、昔から不祥事の絶えない会社でもありました。
そんな神戸製鋼に新たに出てきたのがアルミや銅などの検査データ改ざん問題です。
私達が普段使っている様々な製品の強度に関することで、決して許してはならない問題ですよね。
今回はそんな神戸製鋼のデータ改ざん問題について書いてみたいと思います。
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神戸製鋼のデータ改ざん!内部告発で発覚し倒産?
データ改ざん問題を神戸製鋼の経営陣が把握したのは8月だったそうです。
その後、社内調査を経て9月に経済産業省に報告。
10月にマスコミ発表となりました。
ではなぜ経営陣が知るところとなったのかというと「内部告発があったのではないか?」と言われています。
たしかに、仮に情報のリークだったとしたら、経営陣よりも先にマスコミは管轄省庁が知るはずですよね。
今回の場合は先に経営陣が把握して社内調査をする時間があったとのことなので、内部告発者がいたと考えるのが妥当でしょう。
ただ、あまりにも問題が大きいので、神戸製鋼の経営にあたえるインパクトもかなりのものです。
製品の無償交換や賠償請求をされるのは間違いなく、それがどれほどの金額にまでのぼるのか、現状ではまったく上限が見えてきません。
この状況では神戸製鋼に倒産の噂がでてもおかしくないですよね(;^ω^)
神戸製鋼のデータ改ざん!その内容とは?
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さて、データ改ざん問題と言われていますが、具体的にどんな問題なのでしょうか?
神戸製鋼は注文を受けてアルミや銅を製造・納品する訳です。
その注文には強度などの品質が定められています。
神戸製鋼はこの品質を満たしているかどうかを検査してから、良品を出荷することになっている、ハズだったのですが・・・
実際には注文時に定められた品質に満たない製品を出荷していました。
しかもそれがバレないように、検査結果のデータを改ざんしていたのです。
「むむむ、神戸製鋼め、やりおったなぁ~(-_-メ)」
というのが取引先の正直な気持ちでしょうね。
神戸製鋼側はこのデータ改ざんが10年前からだったと説明していますが、10月17日「40年以上前から当たり前のように行っていた」とマスコミに証言する同社のOBが数人現れました。
(ぬわぁに~!40年以上前からだとぉ!!)
それが本当なら、一体どれほどの製品で強度がごまかされていたことか。
一般小売されている物にそのアルミや銅が使用されていた場合は、私達消費者が不良品を買わされていたことになりますからね。
許せませんな!
神戸製鋼のデータ改ざん!納入先は?
10月17日の時点では、データが改ざんされた製品が納入されている企業は500社ほどあると言われています。
(当初は200社と言われていましたが、あっと言う間に500社まで増えました)
その中にはトヨタを始めとする自動車メーカーやボーイングなどの飛行機メーカー、JR各社も含まれているそうです。
仮にトヨタのプリウスに問題の製品が使われていたとしたら・・・
リコールされる台数はとんでもない数字になるでしょう。
昨年問題になったタカタの不良エアバッグによるリコール台数を越えて、史上最多になりそうな気がします。
こうした問題は大抵の場合、次から次へと悪い続報がでてくるものです。
よって、神戸製鋼によるこれまでの発表が問題の全体像だとはとても思えません。
今後どのような進展があるのか、注目ですね。